【改題】ひとり公論(IT公論)

アラフィフとなりIT土方卒業したのでタイトル変更しました
こちらはどちらかといえば再録中心

リーダはどうせハナシを聞かない

2010-03-10 06:59:55 | IT土方(マネージメントの質の低下)
リーダとかマネージャなんてさ、カイゼン要望などはどんどんあげてください、なんてことを必ず言うけどそれはポーズであって、実際にリアルな(切実な)現場のカイゼン要望を出したところでそれを受け止めるだけの器なんてありゃしない。

だから、結論を先にいえば言ってもムダ。

なぜムダかといえば、その甘いコトバに乗って、「ああ、このヒトは器量の広いヒトでよかった」とカイゼン要望(「こうしたほうがよいのでは」みたいな)を出しまくっていると、やがて「そんなに問題点をわかってるんだったら自分で勝手にカイゼンしていけばいいだろうが!」という空気が醸成されてゆく。

そしてだんだんと、現場全体が、余計なことを公に口出しするのはやめよう、という空気になってゆく。

最初に口出しする人間がスケープ・ゴートになる。
オイラは、ふつーに他人を信じやすいがために、たくさんの現場でスケープ・ゴートにさせられてしまい、ホントウに、そういう意味ではヒドい目に遭ってきた。

特にオイラのようなIT土方は、現場においてはただの外注であり、無用なところで出しゃばったり、目立ったりしてはならない。


でも、何度も何度もスケープ・ゴートにさせられたために、良かったことは、上の人間に何をいったところではじまらないから、自分でやらにゃしゃーない、という姿勢が自然と身に付いたこと。

おかげでオイラの「実践能力」みたいなものは着実に上昇している。
これは、「スキル」とはちょっと違うもので、でも、フリーのIT土方がギョーカイを渡り歩くためには必須の「技術」である。

悪かったことは、マネージャクラスに対する不信感が決定的なモノになってしまったということ。

特にこのギョーカイのね、管理職層あるいはその上に対する不信感。
そもそも信じてないから。上のヒトたちの「器」をね。

信じられないっていうのはカナしいことだよね。

おかげでクールに、ドライに、現場に仕事をするようになってしまったから。。

ムカシはもっと、たとえ会社が違っても、プロパ外注いりまじってワイガヤやって、飲みで大騒ぎして、楽しくやってたような気がするんだけどなあ。
懐かしいというかそれもオイラの青春の1ページ。