[IT土方]案件丸投げどころか

このブログでは、現場に投入されたパートナー会社の「シニアIT土方」に、インフラの小規模案件のプロマネをまんま丸投げすることに対する文句を延々と述べているわけだが。。

思い出したんだけど、ＳＩｅｒがとあるインフラ系の小規模案件を受注すると、そのまんまスルーして外注に丸投げするケースがあるよね。

特に、とある名の通った、インフラに強いＳＩｅｒなんかがそうだったな。自分たちがやりたくないから（そんな小規模な案件やってられるか、しかもインフラだろ？的な）というのもあるし、案件ごと下請けに出してもけっこう中間でカネをとれるということなんだろう。

客に対しては、完全にそのＳＩｅｒ主体で進めているようにみせかけて。。

下請けには、我々はアドバイザーとして進捗会議だけでます、と。それ以外すべてあとよろしく、と。
アドバイザーも出さないこともあるけどな。

下請けのプロマネに、架空の「マネージャ」みたいな役職付けた名刺渡して、お客とのやりとりもすべてやれ、と。

納期を逸脱したり納品物件の品質がよくないときの、ペナルティの条文だけはぎっちり取り交わしといてさ。。

下請けベンダも、常駐が必須でなければ自社に持ち帰って少ない工数で片付けてしまいたいのだが、常駐は義務付けられていることが多い。
まあ、監視はしておきたいということだろう。
現場では放置プレイで机貸しのみ。

自分らがＰＭを立てて、各社に声をかけてパートナーＳＥかき集める、という形態じゃなく。。　ＰＭすらアウトソーシング。


。。あれ？　この話を批判しようかと思ったんだけど、書いているうちに。。
「これでいーじゃん」と思ってしまったなあ。
本来の請負というのはこうあるべき？

下請けＳＩｅｒは、知名度がないからコンペで案件を受注できない。
大手ＳＩｅｒの営業は、小さな、儲けにならない案件ばっかとってくる。大手ＳＩｅｒの要員で固めてしまうと単価が高すぎて利益がでない。

よく考えてみりゃどちらにとってもウマみがあるじゃないか！！
そうなのか。。


ＰＭは、最初から「あなたはＰＭやってくれ」と役割期待が明確になっているのであれば、アウトソースしてもいい、ってことだろうか。

でもね、案件丸投げというのは完全に、責任逃れだよね。中間マージンはいただけるわ責任転嫁はできるわで、言うことないね、このビジネスは。

ここでオイラが感じてる違和感って、インフラの案件って、そう簡単に丸投げできるかよ？　ってあたりだろうね。開発だったら、責任範囲を明確にして、あとヨロシク！　できるかもしれないけど。。
インフラっていろんなステイクホルダが複雑に絡み合ったりするから、なかなか丸投げは難しいのではないか、と。。

これってオイラがいつも感じている違和感と同じじゃん！
話がようわからんようになってきたのでおしまい。。　とにかく、おかしな話だとは思うよ。