絵画指導 菅野公夫のブログ

大好きな絵とともに生きてます

コンスタンチノープルの陥落

2010-06-06 | 読書
コンスタンチノープルの陥落を半分ほど読みました。

結果は歴史で分かっていることですが、どのようにして陥落したのか、その周辺の状況はどうだったのかについて知りたいと思って読んでいます。先日もお話しましたが、木を見て森を見ずということわざの木の部分を詳しく見ているところです。

読んいて面白いことに気づきました。私は読みながら、どうやったら破られない城壁が作れるだろうかと考えてしまうのです。コンスタンチノープルがどのように攻められて城壁を破られたのかは、これからですが、その説明を聞く前に、文字を追いながら内容よりも城を作ることばかり考えていました。そして、その頭の中は、もしこう作ったら、それをどのように攻めたらいいかまで展開していました。
私なら、こうするということがどんどん出てくるのです。その時代に自分が建築家として生きていたら、こう作りたいなあと。

そうしたら、歴史は変わっていたのではないかとか。

勝手に想像して楽しんでいます。

そうしたら、いくら丈夫な城壁を作っても壊されることがわかりました。この時代は大砲が作られて、1.5キロも離れたところから壁を破壊できる大砲というものがもうあったのだそうです。8メートルもの長い大砲で、弾は地面に2メートルも食い込むほどのものだったそうですから、壁なんか壊されるのは簡単でしょうね。

いま、読んでいるコンスタンチノープルの陥落は、1453年のことですが、これは、レオナルドダビンチが1歳の時です。私は美術史と関連して覚えようとしています。常にその歴史的事件は有名な画家が何歳のときかという観点で見ています。

私は美術史の把握のために、歴史を勉強しているのです。
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高校生の絵 6

2010-06-06 | 高校生の絵
高校生の絵 6

この絵も水彩の50号です。
本庄第一高校の生徒たちは、とにかくとことん描くということをさせられます。
これも誠実にとことん描きました。



川の水の感じ、砂利の感じ、草の感じ、枯れ木の表情など、とことん追求してくれました。
また、その枯れ木を描く前に空はしっかり作らせました。空を後から描くわけにはいきません。もし枯れ木を描いてから空を描くなら、また枯れ木はやり直しです。また難しいのは、草と空の境目です。自然に空間を感じるように気を使います。

空間がよく描けています。木のバランスも良いです。左手前の木を太く配置したのも良かったです。



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高校生の絵 5

2010-06-06 | 高校生の絵
高校生の絵 5

石膏を描いた静物画を紹介します。この絵も2年生の終わり頃描いた水彩の60号です。
やはり、埼玉県展入選作品です。
Kさんが石膏を中心にモデルを組み立ててくれました。



私は、石膏を絵にするときは、かなり正確に描けないと県展では落されるよと話し、できるなら辞めた方が良いと言ってきました。なぜなら、絵の専門家は石膏に対してはとても厳しいのです。美大受験にはこの石膏デッサンが欠かせない勉強でした。だから誰もが上手にかけるのです。そのため、すこしの狂いも審査員級の人は見逃しません。この人は描ける描けないということが一目でわかってしまうのです。だから、描くならそのことを意識して描かないといけないのです。
この絵は、石膏デッサンを本格的にやってこなかった割には、よく描けたと思います。それと、本庄第一高校の伝統である構成がしっかりしています。バランスリズムがよく取れた構成になっているので、その点が得をしたでしょう。

やはり、構成で80パーセント決まるという私の考えのもとに、合格がもらえるまで、モデル組をやり直した成果が出ました。


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美術史クイズ 31 解答と解説

2010-06-06 | 美術史クイズ
美術史クイズ 31

解答

第1問 バシリカ式

第2問 ロマネスク様式

第3問 柱が高い、窓が大きくステンドグラスがある

ーーーーーーーー
解説

第1問 長方形の建築。中央の通路と側廊があって、列柱で区分けされている。
    もともとは、ローマ時代の裁判所や集会所に使われていたが、キリスト教の教会建築として使われるようになった。

第2問 神の永遠性を表すには、しっかりした石作りが良いとされて、教会は石の建物になった。しかし、石の重さで窓は小さくしか空けられない。だから教会の中は暗く、そのためにモザイク画が神秘的な輝きを見せる。

第3問 尖塔式という形が考案されて、柱が高くなった。そのため窓が大きく開けられるようになって、ステンドグラスがはめ込まれるようになった。パリのノートルダム寺院が有名。

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