絵画指導 菅野公夫のブログ

大好きな絵とともに生きてます

札幌のMさんのデッサン

2012-06-02 | 通信指導


これは、札幌のMさんが描いたデッサンです。
抽象絵画になりそうです。

実は、首のデッサンを練習した物です。
それを横にしてみました。
横にしなくてもよいのですが、横にした方が、何を描いたかわからなくて良いかなと思いました。

この後、少し明暗もつけてみると発展します。
その際、わざと描く部分と描かない部分を適当に差をつけるのです。

もっと、他にも捜査ができますが、このようなものが抽象作品を生み出す切っ掛けになります。

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栃木のTさん ビーナスと黒い布完成

2012-06-02 | 通信指導
ビーナスと黒い布が完成しました。
うまくなりましたね。



静物は抜群にうまいなと思っていましたが、石膏になったら、なかなかそうはいかないという感じで、
最初の内はニュアンスの違いで苦労していましたが、ここにきてまたデッサン力がついたようです。

このくらい描けたら、ほとんどの絵が描けますね。
最終的には、人物が描けるデッサン力をつけてもらいたいので、まだもう少し人物の勉強が必要ですが、
石膏をここまで描ける力をつけた上での人物なら、本物になるでしょう。

石膏を描く力をつけないまま人物を描いている人を見ると、やはりどこかおかしいというデッサンの狂いを感じます。
逆に言うと、人物がしっかり描ける人は、石膏を描く力もあるのだろうと思います。

特に、裸婦デッサンをやらせると、描ける描けないがはっきりしますね。

私は、基本的には石膏デッサンと裸婦デッサンは同じです。質感が違うことくらいです。
裸婦デッサンの方が難しいのは、モデルが動くからです。それとモデルをしてもらえる時間が限られることもそうですね。
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覇者の一手

2012-06-02 | 読書


将棋界のあれこれが書かれている本です。
著者は、プロの棋士です。

私は将棋が好きなので、将棋界については詳しいつもりですが、その世界を中にいるプロが語っているので、とても面白い本です。

大山、中原、谷川、羽生という人たちの人間を比べる論評がとても興味深く感じました。

いろいろ感じる部分がありましたが、一つだけご紹介すると、強さは大いなる嫉妬だということが書いてありました。

成程と思いました。

嫉妬は時に、活力になる。

「講演が上手くなると、将棋が弱くなる」とは大山先生の言葉です。

舛田や米長が話が上手で、マスコミでもてはやされることに嫉妬しての発言だと著者は書いています。

それに対して、自分は本業で勝負するということなのでしょう。

これは、中原にも谷川にも言えることだと言っています。
将棋の強さより、テレビで脚光をあびる騎士がいるということでしょうか。

しかし、その歴史を変えてしまったのが、羽生だと。

羽生は、コマーシャルにも出ますし、様々なイベントでも引っ張りだこ、羽生が来ると言えば、女性ファンが殺到する。テレビにもどんどん出る。それでいて、将棋も一番強い。羽生はマスコミに出ることが将棋界の発展に寄与することだと考えているようです。

この本は、羽生が23歳の時、七大タイトルを独占するのではないかという年で、最後の王将を三勝四敗で逃した後でした。もう七冠は無理だろう、あるとしたらもう何年か後だろうと書いてありました。

しかし、この次の年にそれを実現してしまいます。6つのタイトルをすべて防衛して、最後の王将を谷川から奪って実現しました。

それ以前にもその後も七冠はいません。

大山、中原の全盛期なら、それもあったかもしれませんが、そのころは、五大タイトルでしたから。






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