藤本儀一さんの「人生を愉しむ心得」という本を図書館で借りて来ました。
大きな文字で、1ページにおける行数も少ないので、簡単に読めてしまいそうです。
今夜読みだして、二時間ほどで90ページまで来ました。読むのが遅い私でもそんな感じです。
まるで、話しているような言葉で書かれていて、気楽に聞けます。いや読めます。
話を聞いているかのようなので、つい聞けますと言ってしまいました。
中の一部を読んで感じた事をご紹介します。
不登校の子についてです。
学校へ行く勇気と行かない勇気と書かれていました。
行かない方が勇気がいるという言い方だったかな?
とにかく、行かないのは楽のように思えるけど、実際はそうじゃないというのです。
学校へ行くということは、学校ではやることを与えられるので、言われたままやればいい。これは実に楽なことだ。
しかし、行かない場合は、何をしても良い代わりに、自分でやることを決めなければならないという大変さがある。というのです。
確かにそうだと思いました。
ーーーーーーーーー
実は、今の私がそれに似ています。
忙しく学校で働いていた時は、やらなければならないことがたくさんあって、殺人的スケジュールなどと言っていました。
しかし、それは、やるべきことがたくさんあったので、ある意味楽でした。
ところが、退職した今は、やらなければならないことが何もないのです。強いて言えば、木曜日のデッサン会と火曜と金曜のリハビリです。しかし、これは全て合せても自分の時間の中の極僅かです。その他大部分は自分の時間なのです。
そう考えると、ほとんどの時間が全く自由なのです。
さあ、今日は何をしようかな?と思ってしまいます。
人間は強制されてやることがある方が楽なんだなと思ったりします。
私には幸い絵があります。それが私のやるべきことだと思ってやればやれるので良いことです。
しかし、世の中の人は退職後何をして生きているんでしょうね。
どうにも「自由」という言葉としては耳触りが良いけれど、何をしたら良いかわからない状態に耐えられず、また仕事はないかと探して働く方もたくさんいるようです。
私はこう考えます。
退職したら、人生の集大成として、自分のやってきたことをまとめて本にしてみると良いと思います。
自分が何十年かの時間をかけて、やって来たことの中には、必ず何かしら人の役に立つことがあるはずです。そしてそれは、あなたでなければ書けない何かがあるはずです。私は、そういうものが必ずあると思います。ただ、本人にとっては当たり前になっていて、他の人がそれを感心して聞くだろうと思えないかもしれません。しかし、そうではないのです。その点に気づければ、一冊くらいは必ず書けると思います。後の人のためにも、自分でなければ書けないはずの物をぜひ残してほしいと思います。
大きな文字で、1ページにおける行数も少ないので、簡単に読めてしまいそうです。
今夜読みだして、二時間ほどで90ページまで来ました。読むのが遅い私でもそんな感じです。
まるで、話しているような言葉で書かれていて、気楽に聞けます。いや読めます。
話を聞いているかのようなので、つい聞けますと言ってしまいました。
中の一部を読んで感じた事をご紹介します。
不登校の子についてです。
学校へ行く勇気と行かない勇気と書かれていました。
行かない方が勇気がいるという言い方だったかな?
とにかく、行かないのは楽のように思えるけど、実際はそうじゃないというのです。
学校へ行くということは、学校ではやることを与えられるので、言われたままやればいい。これは実に楽なことだ。
しかし、行かない場合は、何をしても良い代わりに、自分でやることを決めなければならないという大変さがある。というのです。
確かにそうだと思いました。
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実は、今の私がそれに似ています。
忙しく学校で働いていた時は、やらなければならないことがたくさんあって、殺人的スケジュールなどと言っていました。
しかし、それは、やるべきことがたくさんあったので、ある意味楽でした。
ところが、退職した今は、やらなければならないことが何もないのです。強いて言えば、木曜日のデッサン会と火曜と金曜のリハビリです。しかし、これは全て合せても自分の時間の中の極僅かです。その他大部分は自分の時間なのです。
そう考えると、ほとんどの時間が全く自由なのです。
さあ、今日は何をしようかな?と思ってしまいます。
人間は強制されてやることがある方が楽なんだなと思ったりします。
私には幸い絵があります。それが私のやるべきことだと思ってやればやれるので良いことです。
しかし、世の中の人は退職後何をして生きているんでしょうね。
どうにも「自由」という言葉としては耳触りが良いけれど、何をしたら良いかわからない状態に耐えられず、また仕事はないかと探して働く方もたくさんいるようです。
私はこう考えます。
退職したら、人生の集大成として、自分のやってきたことをまとめて本にしてみると良いと思います。
自分が何十年かの時間をかけて、やって来たことの中には、必ず何かしら人の役に立つことがあるはずです。そしてそれは、あなたでなければ書けない何かがあるはずです。私は、そういうものが必ずあると思います。ただ、本人にとっては当たり前になっていて、他の人がそれを感心して聞くだろうと思えないかもしれません。しかし、そうではないのです。その点に気づければ、一冊くらいは必ず書けると思います。後の人のためにも、自分でなければ書けないはずの物をぜひ残してほしいと思います。