今月発売の『BRUTUS』(601号)は水族館特集
日本だけでなく、世界の水族館も紹介されているのでおもしろい
「エンターテイメントからエンリッチメントへ」
まさに新時代の水族館のあり方が凝縮されたお言葉ですね
(エンリッチメントとは、豊かにする。豊富に。という意味)
水族館ってとても身近にあって野生動物を見たり学んだりできる場所ですが、
ただ展示するだけやパフォーマンス重視という傾向から徐々に変わってきている
ことは確かですよね?!
様々な施設では動物の幸福な暮らしを考えて展示に努められています。
今年の春に行われた「勇魚会シンポジウム」でも某水族館での鯨類に関する
「環境エンリッチメント=動物の豊かな暮らし」の試みが紹介されてました。
野生下の動物は1日のほとんどを餌を探したりする時間に費やすのに対して、
飼育下では天敵からの回避や餌の獲得は確実に保障されていますが、逆に
とても刺激の少ない生活を送ることになってしまいがちです。
しかし、それらを少しでも解消させるために様々な試みが飼育係の努力によって
行われています
最近では北海道の某動物園なんかもそうですよね
例えば、どんどん新しい技をトレーニングしたり、様々なおもちゃを作って
与えてみたりと動物に色んな刺激を与えるなど・・・。
これからの水族館や動物園での動物の見せ方改め魅せ方に注目ですね
ただ動物を見てまわるだけではなく、動物の生き生きとした姿から「生きる」
という事や命の大切さなど・・・学ぶ事もたくさんあると思います。
みなさん、水族館や動物園に生き生きとした動物の姿を見に行ってみませんか