私がなぜそこまで三宅島に魅了されているのか???
周りの人たちは「沖縄へ行ったら沖縄に移住したいと思うようになるよ」とか
「三宅島という存在がsuggerにとってなぜそこまでそうさせるのか?」など多数の
ご意見を頂いているのですが、今回の旅でも何度もこの答えを探していました。
しかし、そう簡単には見つかりません・・・。
濃紺の黒潮の海、野生イルカと共生できる、スローライフ、自分を育ててくれた島
噴火という大自然と今なお共生している、尾長メジナが釣れる・・・など。
伊豆諸島は東京都なので、大都会から出て船で寝て朝起きたらそこは大自然
また、大自然の中で過ごしていると思いつつ数時間船にのると日本の首都である
大都会東京
これもなかなかない環境でもあるため、魅力のひとつ
しかし、それだけではないはず
今回も、サントモさんの奥さんAさんとお話をしていた時にも話していたんですが、
三宅島で仕事をしてた時に見た忘れられない景色があるのです
今でもあの光景は脳裏に強く焼きついていてます・・・。
ある日の夜、スタッフのみんなと一緒に阿古にある「ふるさとの湯」へ行っていた
帰りの事。車で都道を走っていると、釜の尻海岸辺りの真っ暗な空と海の境目から
真オレンジの月が顔を出していたんです
その月が放つ真オレンジの光があまりにあかる過ぎて真っ暗な空と海を明るく
照らしていて、その周りがオレンジのグラデーションとなって何とも言えない光景
だったのです。
思わす「キレ~イ!!!!!」と叫んだ瞬間
あの月の向こう側には別の世界があるような気がしたのです
ちょっと哲学的な表現なのですが、自分でもなぜその時にこう思ったかは全く
分かりません
あの時のような景色は後にも先にもその時だけでした・・・。
噴火する前に島に戻ってこようと思っていた矢先に噴火し、全島避難して
からもずっとその時の光景は忘れた事はありませんでした。
私の生活も噴火によって一遍し、運よく今の仕事に就けたのですが、
またいつかあの景色を見るために必ず島に戻るという思いで
この6年を過ごしてきました。
あの景色を思い出してはくじけそうな時もモチベーションを保てたといっても
過言ではありません。
一度きりの人生の中で、忘れられないような景色を見れたという事にとても
感謝するとともに、そんな一瞬の光景に出会えた事にも何か縁を感じるのです。
suggerがなぜ三宅島に魅了されているか???
その答えはまだ解りません・・・
しかし、ここで生活する事がsuggerにとって何か使命を与えられているのではないか
と考えています。(とてもポジティブな考え方なのかもしれませんが・・・)
人間、何かの使命を与えられて生きているのだと考えると、suggerはここに住むことで
何らかの答えを見つけられるのかもしれません・・・。
いつ答えが出るかは分かりませんが、限りある人生の中でゆっくりと見つけていけたら
いいな~と思います
なかなか言葉にも出来ないものなんじゃないですか~?(笑)
心と体が魅了されちゃってるんですよ、きっと!
ほんと言葉では表せないfeelingで適語もない感じかな!
nahomamaもきっとそうで今の土地にたどり着いたんだろうね。