運命と出会う瞬間

映画・小説・音楽・・なんでもありの気ままな感想

桜の色、空の色

2011年04月11日 23時37分06秒 | Weblog
・・今年の一月、熱田神宮で遭遇した不思議な現象。
大きな雪がどんどん降り積もる中での参拝は
鳥居の上に燦燦と陽光が射す、「吹雪と晴天が共存する」空間だった。

二極化が始まった。

天国と地獄、晴天と雨天、金剛界と胎臓界は同時にパラレルに存在しながら、その見る者の想念を試し、従う。

奄美大島での集中豪雨のとき
祈ろうが、備えようが容赦の無い雨の空を見上げながら
ふっと、あのあたりが、太陽のあるところ
太陽が存在しないのではなくて
あの雨雲の向こう側にはちゃんとあるのだと気がついた。
手前の雨雲だけを見るか、
その奥にある太陽を見るか

何を見ながら、己のするべきことをして
自分で軸を立てていくか

あれが予行練習だったのだなと
3.11の午後、通じなくなった携帯電話に
数ヶ月前の体験を重ねた。

関西での所用を済ませて戻る新幹線で
東京に近づくにつれて変わってくる空気と空の色
同じ桜でも、もはや、西の世界と東京では何かが違うことに驚きながらも
たくさん頂いている今年のお仕事をちゃんと果たすためにも
いまはまだ、東京を拠点にしてゆかねばならないことを想った。

いまこそ、どこを観るかなのだろう。