どこでも見かける雑草、アメリカフウロは春に葉を赤く紅葉させる珍しい植物です。
葉の大きさは百円玉から五百円玉くらいの大きさで、形も円形のものから扇型のよう
なものまで様々です。春、野原が一面緑色の雑草に覆われる中で、このアメリカフウロ
の赤い葉はよく目立ちます。
【撮影日】2020/05/02 11:03:38.43
Nikon D300 レンズ:60mm f/2.8G
焦点距離:60mm f/8 1/200秒
6連休のゴールデンウィークとなりましたが、今日の日曜日は日南は朝から雨です。それも
しっかりとしたやや強めの雨模様となりました。ここ数日はずっと晴れ間が続いていたので
ちょうどいいオシメリとなりました。木々や花々も喜んでいる事でしょう。新型コロナの
感染防止の為の外出自粛要請が出ている中で、むしろこの雨はちょうど良かったのかも知れ
ません。それにしても、最近はやる事が無くなってきましたね。庭の草むしり、植木の消毒
等の庭の手入れもだいたい終わり「今日は何をしようか」と朝食後に迷ってしまうこの頃です。
読書量も増えてきましたが、じっと本ばかり読んでいるとどうしても運動不足が気になり
あてのないサイクリングに出かけたりもしています。明日からまた天気が回復するようなので
日南海岸に魚釣りにでも出かけてみましょうかね。アジやカサゴなどを狙っておにぎりと水筒
持参で楽しんできましょう。
最近、久しぶりに感動した本と出会いました。木内昇の「櫛挽道守(くしひきちもり)」と
いう小説です。ちなみに木内昇(のぼり)さんは女性です。2010年には「漂砂のうたう(ひょう
さのうたう)」という小説で直木賞も受賞されています。「櫛挽道守」の小説の紹介文は
幕末、木曽山中。父の背を追い、少女は職人を目指す。家族とは何か、女の幸せはどこに
あるのか…。一心に歩いた道の先に、深く静かな感動が広がる長編時代小説。
と書いてあります。小説のタイトル通り「櫛(くし)」作りの名人と言われている父親に憧れて
娘が自分も父のような櫛挽きの職人になって、櫛挽きの技と伝統を守り抜こうとする内容です。
1寸(3.03cm)の間隔に約30本の櫛目を手鋸(てのこ)で寸分の狂いもなく挽いていく櫛挽きの
技をもつ父の生きざまと、そこに群がる様々な人間模様、妹の希望と絶望、そしてこの小説の
根幹にもなる「早くに亡くなった弟のとある才能を見つけ出し、そこに家族愛の真実があると思
い、彼の遺産を追い求める主人公の姿」、そんないくつもの物語の展開に我を忘れて、ついつい
読みふけってしまいました。最後にはやはり自然と涙があふれてきます。みなさんもぜひ読んで
みてください。
さて今日のお薦めの曲はキャッスル&ゲイツの「おはなし」です。 とても癒される歌です。
1969年にリリースされた曲です。キャッスル&ゲイツは当初3人のグループでしたが、その後
4人となっています。この曲も3人のハーモーニーがとても綺麗ですよ。ぜひハモれるように
覚えたいものです。