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楽しい世界へようこそ!

人生を楽しく生きるための試行錯誤

ハルウララとディープインパクト

2009-12-13 00:53:15 | うんちく・小ネタ

ハルウララとディープインパクト、競馬ファンにとっては思い出のある馬である。ディープインパクトは史上最強馬と称される名馬。武豊が飛ぶように走ると言った馬だ。14戦12勝の三冠馬。有馬記念の2着は、追い込み馬のハーツクライが一か八かの先行策、追い込んだものの半馬身届かなかった。凱旋門賞では3着に入ったものの失格(のどなりの薬が違反)となった。そのほかのレースは直線で胸のすく追い込みをかけて圧勝するパターン。単勝人気は1.4倍を超えたことがない。この名馬とハルウララを掛け合わせようという計画があるそうだ。ハルウララは負けても負けてもまじめに走る馬で113戦して勝てなかった高知競馬場の牝馬である。このまじめな負けっぷりと長期にわたる1勝への挑戦が人々の共感を呼び、日本中で大人気となった馬である。この2頭の子供はどんな馬になるのであろうか?ハルウララの悲願を達成して欲しいし、できればディープインパクトと比較されるくらいの馬になって欲しい。もし子供ができたら絶対応援する。


火星からの隕石 ALH84001

2009-12-03 00:02:00 | うんちく・小ネタ

南極に落ちた隕石は氷の中に閉じ込められます。このため何万年も前の隕石が発見されるのです。ALH24001は南極のアラン・ヒルズで発見された隕石です。この隕石が有名なのは、1996年NASAがこの隕石に生命の痕跡があると発表したからです。そして11月30日、NASAはその後の研究の結果この説が強められたと発表しました。私は生命の痕跡についてよりも、この隕石自体に興味を持ちました。構成元素などからこの隕石が元は火星にあったということが分かったらしいのです。それはそれとして、この石が生まれたのが36億年前、火星の溶岩か固まったものだそうです。そして、1300~1600万年前に小惑星が火星に衝突した時に宇宙に飛び出し、1300~1600万年間宇宙を彷徨った後、1万3000年前に地球の南極へ落ちたというのです。そしてその隕石が生命の痕跡を有していた。とても信じられない。でも話の種には面白いですね。


すばらしきかな日本人

2009-10-18 23:08:21 | うんちく・小ネタ

「JIN-仁」というドラマで緒方洪庵が種痘を行ったと言っていた。ホントかなと調べてみると本当であった。日本で最初に種痘をおこなったのは楢林宗建、本格的に牛痘による種痘を行ったのが緒方洪庵ということであった。ジェンナーが牛痘(牛の天然痘から作るワクチン)による種痘法を開発したのが1796年。宗建が種痘を始めたのが1849年、そして洪庵が本格的に開始した。その頃の技術が伝わる速度を考えると超高速と言えるであろう。驚くのはまだ早い。緒方春朔という医者がいて、1790年には人痘(人の天然痘から作るワクチン)ではあるが種痘を実用化していたのである。それまでも中国やインドで人痘による種痘は行われたが安全なものではなく、種痘で天然痘を引き起こしてしまう危険性があった。春朔はこれを改良して安全なものとして実用化したのである。彼の言葉が残っている。「私が、種痘を施した子供は千数百人いるけれども、まだ一人も死なせた者はなく、顔にみにくい痘痕のあるものは誰もいない」 またすばらしい日本人を見つけた。


日本一の美女は誰?

2009-10-17 10:50:16 | うんちく・小ネタ

インターネットの人気投票 「2009年度・美女100人コンテスト」で台湾一の美女に選ばれたのは林志玲。では日本一の美女は誰か、考えるとこれが出てこない。美しい女性、可愛い女性、好きな女性、はたくさん出てくるのだが「日本一の美女」と修飾語がつくと出てこない。そこでアンケートを取ってみました。結果はまったく予想とは違って、人好き好きなんだ、というあたりまえの感想に至りました。では結果をご紹介しましょう。投票数は65でした。1位は5票で広末涼子。2位が4票で3人、仲間由起恵、宮沢りえ、鈴木京香です。ちょっと意外かな?でも最高にびっくりしたのは「妻」というのに5票入っていたことです。「妻が一番」大声で叫んでいた人がいて、この人を賞賛する人が10人も出てきて、のろけただけなのに、思わぬヒーローが生まれました。それから「私」と言う人が6人。ナルシスト健在。2票以上入った人は下記の通りです。
伊藤美咲、佐々木希、ベッキー、菅野美穂、上戸彩、壇れい、長谷川京子、奥菜恵、小雪
個人的には、このアンケートを取って初めて名前を知った、そしてちょうどその時「さんまのまんま」に出ていて見ることができた佐々木希をしばらく応援することに。一応ここから買ってくれることを期待してバナーをあげておこう。

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オリンピック、リオに

2009-10-03 09:43:36 | うんちく・小ネタ

オリンピックの東京招致が失敗となってしまいました。前回のオリンピックが北京、次がロンドンとなるとあの候補地のなかではリオになるのは当然のように思えます。日本が鳩山首相、アメリカがオバマ大統領、スペインは国王も首相も応援に行きました。それぞれが招致に大変な努力をしていることがよく分かりました。しかし、これらの行動と結果を見ていると、面白い見方が浮かんできます。まず、日本は皇室が参加しなかったことやプレゼンテーションの効果が小さかったことから、国として本気になっていなかった、というよりもう一丸となれない国になってしまったのではないでしょか。アメリカは大統領まで行かせたのに最下位、工作能力が極端に下がっているようです。スペインが最終投票まで残ったことが、彼らが全力を尽くせる国であることを示したように思います。日本と最下位を争っていたマドリードが最後まで残ったのはプレゼンテーションがうまかったからでしょう。必死になれた証拠です。日本にはもっと力があるはずです。それを使うためには、日本人はもう一度すばらしい日本という国の国民であることに誇りを持つことが必要だと思います。


彗星を捕獲する木星

2009-09-17 01:06:15 | うんちく・小ネタ

1994年シューメーカー・レビーという靴屋さんみたいな名前の彗星が木星に衝突しました。木星の引力に捕らえられたわけですが、同じ捕らえられたにせよもう少しロマンチックな捕らえられ方がありました。それは「串田・村松彗星」といって1993年に発見された直径400メートルの小さい彗星です。東京流星ネットワークの大塚勝仁氏のチームによると、「串田・村松彗星」は1949年に木星の引力に捕らえられると1961年まで木星の周りを回っていたそうです。そして離脱して太陽の周りの楕円軌道を再び回ることになり、発見されました。シューメーカー・レビーは衝突して永久に木星に捕らえられましたが、串田・村松彗星は離脱しました。なんか男と女の世界のような気がしますね。木星と彗星、どちらが男でどちらが女でしょう。アンケートを取るときっと8割以上が同じ答えでしょう。で、どっちがどっちだって、それはあなたの思っている通りです。因みに、彗星で思い出すのは楕円軌道です。彗星も太陽の周りを回っているのですが、太陽系の外側から近づいてきて太陽をまわってまた遠くへ戻るという楕円軌道です。推測するに、彗星の軌道を見てスイングバイという引力を利用して推進力を得る航法を考え付いたのではないでしょうか?カッシーニという土星探査機がありましたが、この探査機はスイングバイを4回、すなわち金星(2回)、地球、木星の引力で加速し、それぞれの惑星を回って土星の衛星軌道に到達しました。


客観性の罠

2009-09-11 00:47:42 | うんちく・小ネタ

ある事象が法律に触れるか否かなど、何かを判断する時、誰が見ても同じ判断になるように判断基準を設定します。しかし客観性を重んじるあまり、判断基準が現実から離れたものになってしまうことが多々あります。たとえば人は誰でも確実に猫と犬を区別できます。十分客観性があるわけです。しかし猫と犬を見分けられるように違いを文章にできる人は、生物学者を別にすると、ほとんどいないはずです。つまり判定基準が分からないけれども100%確実に猫と犬を見分けられるわけです。この区別の仕方に客観的な判断基準を作るとすると、 1 猫より犬の方が鼻が長く、だいたいこの範囲である。 2 猫の耳は立っている。 3 猫の方が小さい 4 ・・・・  これらの情報をいくら数値で示そうが基準パターンを作ろうが、これらの判断基準では猫と犬が区別できないことはすぐに分かります。結局客観性を追及するあまり現実から乖離してしまったのです。ではどんな定義になるか?それは、猫らしい形をしていて、猫ぐらいの大きさで、猫らしく動き、猫らしく行動し、猫らしい性質を持っているのが猫である、となるのです。客観性を重んじる人はそんな定義は定義になっていない、と言うでしょう。猫と犬を区別する定義の仕方を2つ書きました。客観性を重んじる人は前者の定義をもっと細かくすればよいと言うかもしれません。しかしそれは「客観性の罠」に陥っているのです。よく考えてください。正しく猫と犬を区別できるのはどちらの方でしょうか?後者です。それは「猫らしい」という意味をすべての人が(無意識に)知っているからです。こういう場合は「猫らしい」という抽象表現の方がより客観性があるのです。


砂ゴケ

2009-08-30 21:59:58 | うんちく・小ネタ

驚いたことにコケは土中から水分や養分を吸い上げません。空気中から水分とミネラルを取り込み、養分は光合成によって作り出します。ですから多くのコケは湿気の多いところに育ちます。ところが驚異的なコケが何種類かあり、その一つが砂ゴケです。砂ゴケは直射日光のもとでも生きていくことができます。また切り刻んでも再生してくるというタフな植物です。このコケのもっとも興味深いところは、湿度が下がると懸命に縮んで水分の蒸発を抑制します。そして湿度が上がってくると葉を広げて水分を吸収します。私が一番魅了されたのは、乾燥した環境で縮んで枯れたようになっている砂ゴケに霧吹きで霧を吹きかけるとすぐに葉が開きイキイキとしてくるところです。小さな感動があります。女性なら幸せ感も同時に感じるかもしれません。現実的な人はそれが何の役に立つのですか、と言われるかもしれません。ところが役に立つのです。何かというと、今まで述べてきた特性を生かして屋上緑化に使われつつあるのです。その一番のメリットは砂ゴケのタフさで、ほとんどメインテナンスがいらないことです。


益川敏英と不発の焼夷弾

2009-08-28 17:02:04 | うんちく・小ネタ

益川敏英さんはノーベル物理学賞を受賞した人です。この人が今日徹子の部屋に出ていました。黒柳徹子さんは早口で独特のテンポを持っています。益川さんは沈思黙考するタイプで、喋るのがそれほどうまくなく、黒柳さんのテンポに合わせられないように見受けられました。(反対に、黒柳さんが合わせられないのかも) 典型的な学者で、専門領域の深い知識と生活べたの混在がかえって好印象を醸し出していました。その益川さんの話の中で、戦争中自分の家が焼夷弾の直撃を受けた話をされていました。幸い、焼夷弾は不発弾で命を失わずにすんだわけです。益川さんが5才の時です。整理してみましょう。5歳の時自分の家が焼夷弾の直撃を受けたが、それが不発で、その子供が成長して、人類の進歩に多大の貢献を行い、ノーベル賞を受賞した。果たして焼夷弾は潰れていたのでしょうか?誰かが焼夷弾を爆発直前に不発にしたのではないでしょうか?もし益川さんがその時死んでいたら世の中はどのくらい遅れていたでしょうか?私は運命論を信じませんが、何か大きな意思というものが存在しているような気になる時があります。益川さんのこともその一つです。もちろん不発の爆弾なんてたくさんあったであろうし、それで命拾いした人もたくさんおられるでしょう。それを考慮しても何かを感じてしまいます。