皆様おはようございます。
7月はかなりの暑さでしたが、今週は雨の続く予報も出てきました。
暑さのひと段落とともに、お米の取れる地方では稲が枯れ始めるというような危機的な所もある様で、ほどほどに一雨降ってほしいところです。
今日はイベントレシピの最後、梅シロップのドレッシングです。
これはイベントが丁度梅の時期。
その前々週に、世田谷の農家のお母さんからもらった梅のシロップを使って、何かドレッシングを作りたいと考えたことから作りました。
シロップがまろやかな味だったので、まろやかなものを合わせてその良さを残すものが良い、何が良いかと食品売り場をさまよいました。
そこで、ココナッツミルクなどを買ってみたのですが、買った食材では無く家にあった「エバミルク」という無糖の練乳があったのを思い出し、それの方が良いのではないかと試すことにしました。
そして合わせたところびっくり、若干液体がとろっとして少し変質したのです。
味もそこそこ、思わず笑ってしまいました。
おそらくはフルーチェのように、梅のペクチンとミルクのカルシウムが反応したのかなと思っています。
では、作り方です。
「梅シロップのクリーミードレッシング」サラダ2~3人分
材料:梅シロップ 大さじ1杯 酢 大さじ1杯 エバミルク(無糖練乳) 大さじ3杯
作り方:①ボウルなどに梅シロップと酢を合わせる。
②さらにエバミルクを加えてクリーム状になるまでかき混ぜる。
梅シロップは青梅と同量の砂糖を衛生的な瓶に詰めて作るのですが、今は青梅の時期ではありません。 稀に製品になっている梅シロップもありますので、そういったものが手に入りましたらお試しください。 それでは皆様良い一日を。皆様おはようございます。
今日は長岡の花火大会などありますね。
行く案もあったのですが、色々な予定と勘案して取り止めました。
新潟は花火大会の無い日ですが、8月下旬に行けたら良いなと思っています。
さて、今回は6月イベントレシピの二つ目「ジャガイモの甘辛煮っころがし」
イベントではジャガイモの甘辛煮と紹介しました。
それは、モデルとなった料理が山梨の農家のお母さんに聞いた、豆粒大のジャガイモを1時間前後たっぷりの水にしょうゆと砂糖を入れてことこと煮詰める料理だったためです。
畑で1時間煮ることは難しいので、段取りなども考えて試したところこの料理にたどり着きました。
では、レシピです。
「ジャガイモの甘辛煮っ転がし」4人分
材料:じゃがいも 400g 醤油 大さじ2杯 砂糖 大さじ2杯 水 100cc
作り方:①じゃがいもを良く洗い、皮つきのまま4分の1の角切り(3cm位)に切る。
②包みやすい数でラップに包み、電子レンジで加熱する。
600wで1分半、向きを変え1分半、加熱状況を見て1分と追加していく。
③鍋に醤油、砂糖、水を入れ、落し蓋をして強めの中火でで10分煮る。
④様子を見て、汁が程よく減っていたら落し蓋を取り、汁をからめながら水分を飛ばす。
コツは、レンジで加熱をしっかり決める事。
レンジは加熱ムラが出やすいので、向きを変え加熱していきます。
芋の断面が透明感が出るまでしっかりと、加熱を決めちゃってください。(やけど注意)
後は汁を煮立てて、最後に絡めるだけ。
これも楽チンなメニューです。
今回は、自作の芋を使うので芽が出たもの、皮やその裏が青くなったものは有害物質ソラニンを含むので、その部分を外すか、なるべく食べないようにしましょう。
という話や、先ほどの元の料理の話をしました。
前回の冷汁の時も元になったすったての話をしましたが、そういった元の料理の作り方を知って試したいという方もいらっしゃり、こういった簡易版レシピと元のレシピの話をする形になってきた自分のイベントの流れも、いくらか興味を持っていただけているのかなと感じました。
また、次回に向けて良いイベントができるように、そういった知識の上積みをするようになってきました。
それでは皆様、暑さに気を付けてお過ごしください。
皆様おはようございます。
予想では近づいているはずの台風。 まだ、影響は少ない様です。ただ不気味です。
西へとルートを取ると言われている台風。
本当に予想ルートへ向かうのでしょうか。
今回は関東での雨量が多く予想されていて、警戒したいです。
さて、今回は6月のイベントで提供したレシピ、一つづつここで紹介していこうと思います。
一つ目は「おおたの冷汁」。
モデルは埼玉県比企郡川島町の郷土料理「すったて」です。
元はすり鉢で材料をすっていき、だし汁でのばしたつけ汁で当地自慢の小麦のうどんなどをいただきます。
これは夏野菜をふんだんに取り入れる事、すり鉢で材料を汁と絡みやすくする点が調理として面白い事、地元農家さんで今も夏中食べられているという情報を得たことなどから、東京向けに簡単に作れるアレンジをしました。
初めはすり鉢でいろいろな味噌を使い試していましたが、一度液体味噌を使って作ったところ、風味は劣るけれどもとても早く作れるものになり、その方向で仕上げました。
すってないのですったては名乗らず、おおたの冷汁です。 大田区はかつて海苔の養殖が盛んで、その問屋はまだ多く残ります。 そんな問屋さんののり製品を使い、少しですが地元色を出しました。
さて、作り方です。
「大田の冷汁」一人分
材料:液体味噌 大さじ2杯 水 100cc すりごま大さじ3杯 もみ海苔 適量
きゅうり 2分の1本 玉ねぎ4分の1個 大葉 3枚 氷 3個くらい
うどんまたは蕎麦 一人分
作り方:①うどんなど麺をあらかじめゆでて水で冷やし、ざるで水を切っておく
②きゅうりは袋に入れてたたき、袋から出して1cm位の幅に切る。
③大葉は縦半分に切ってから2mm幅位に刻み、玉ねぎはすりおろす。
④つけ汁用の丼にみそ、すりごま、もみ海苔、野菜の全量、水を入れて氷を浮かべる。
⑤別の皿に盛っためんを付けていただく。
他にもオクラやトマトなど夏野菜は良く合います。 上の写真の時には、枝豆を入れていただきました。
色々とご自身でアレンジして、良い組み合わせを探してみるとよいかもしれません。
海苔は今回のイベントはあおさの多めのものを使いましたが、アサクサのりの方が私は青シソとの香りの相性が良く感じます。
ゴマは効率重視ですりゴマ製品を使ったため香りが物足りなく、多めの分量になっています。
今考えると、100均のゴマすり器などを使って炒りごまをすれば、もっと少ない分量で十分香りが出るかもしれません。
味噌も同じくやや多めです。 色々な方に合う様に、つけ汁としては物足りないかと思い濃いめにしました。 薄味でいただきたいという方は半分でも良いです。
また、うどんの代わりにご飯でもおいしいです。
現地調査で食べたうどん屋さんで締めのもう一杯で追加して食べたところ、その美味しさに納得でした。
たまには炭水化物をたくさん摂っても良いですよね。
栄養たっぷりの夏野菜をふんだんに入れ、さっと作って食べられるこの料理、そんな風に暑さで胃腸がつかれていても食が進むと言います。
西日本の冷汁のように魚は入りませんが、その反面早く作れて、これもまた素朴でおいしいものですよ。
畑をやっていると豊富に取れる素材を使い、塩分補給にもなるであろう埼玉の農家さんの知恵。 是非一度、本家のすったて共々味わってみてください。
それでは皆様、良い1日を。
皆様おはようございます。
今日はイベントでのレシピの最後「白菜の和風サラダ」です。
これは、「畑の野菜でサラダなど」という要望に応え、作りました。
一週間前のチェックで、白菜が軟らかくおいしそうに出来上がっていて、ぜひ使ってくださいと言うことで白菜をメインに。
他には、葉タマネギ(タマネギの若いもの)も使ってくださいと言われていたので、こちらは葉だけを使いました。
残りの白い、いわゆる玉ねぎになる部分はおまけでドレッシングにしました。
材料(3,4人分)
水菜 20g
白菜 70g
玉ねぎの葉 20g(ネギの青い部分)
サラダチキン100g
ドレッシング(以下をあわせる)
出しがらの昆布 15g(細かく刻む9
しょうゆ 大さじ1
酢 大さじ1
砂糖 小さじ1
ごま油 大さじ1
①白菜は軸を5cm幅の長さにして細切り、葉の柔らかい部分は3cm位の色紙切りにする。
②鶏肉は5mmにスライスしてから半分に手でちぎる。
③水菜は4cm幅、玉ねぎの葉は斜めに1cm位に切る。
④具材を水を切ってからボウルにあけ、ドレッシングとあえる。
出しがら昆布は、なければ塩昆布でも良いでしょう。減塩タイプを使うと、今回のものの味に近くなると思います。
おまけ:タマネギドレッシング
タマネギ(新タマネギ)40g
はちみつ 大さじ1
酢 40cc
サラダ油 40cc
今回は屋外なので、タマネギをみじん切りにして材料を筒状の容器でシェイクしました。
丁寧に作ると、酢と油をボウルでかき混ぜ、エマルジョン(水と油が混ぜ合わさった状態)にしてからタマネギ、はちみつとあわせるのが良いでしょう。
こちらは、畑のサニーレタスや、スイスチャード、水菜に食用アスタチウム等いろいろ入れて、召し上がっていただきました。
これらのサラダも、方づけをしている間に瞬く間になくなってしまいびっくり。
獲れたての野菜は、やはりなににしてもおいしいですものね。
さて、このおまけで作ったタマネギドレッシング、どれくらい持ちますか、という話が出ました。
これは、たべる分だけ作って使い切るのをお勧めします。
市販のドレッシングは、悪くなりにくいように、塩分や酸度が調整されています。
それでも、サラダなどにかけると水分などで濃度が下がり、抗菌性は落ちると言われています。
それほどのものなので、このような自作で塩が控えめに作ったものは、味にカドがなくおいしいのですが、持たないものと考えたほうが良いでしょう。
私も自分用としては、冷蔵庫で3日4日たったものを食べたりすることもありますが、万が一を考えるとおすすめはできません。
その辺を気を付けて、市販のものとうまく使い分けることにしています。
以上、畑での初イベントのレシピでした。
普段書きためている惣菜店向けのレシピは、実はレシピ日記のようなもので、改善点を書き留めたりもしている未完成なものです。
今回のように、イベント等である程度完成させたものは、また投稿してみたいと思います。
それでは、皆様良い1日を。