にゃんこと黒ラブ

猫達と黒ラブラドール、チワックスとの生活、ラーメン探索、日常について語ります

『街場の憂国論』内田 樹 について

2020-09-14 19:03:00 | 日常

 内田樹という人は恐ろしい人物だ。他の人があまり言わないことをカミソリの刃の如く切れ味いい文章で、論理的にも裏付けのある、多方面に渡って説得力のある面白い文章を書く。

 この10年くらい痛快すぎて読みあさっている。7年前に出たこの本は、今なお少しも光失わず日本社会に鋭い問題提起と解決の方向性と若者への期待が込められている。

 現代日本を取り巻く諸問題、壊れゆく日本の国民国家をどう護り、ポストグローバリズムの世界をどう生きていくか、そもそも何が国難なのか、誰がどんな「忖度」をして今の状況があるのか。

 憂い多き日本の現状を解き明かし、次世代へ鮮やかなパス回しをしようとしている。誰にも真似できない型破りな人生を歩んだ彼も今年70歳を迎える。

 安倍首相が正式に辞任する前に、新聞社からの依頼で辞任時に出すはずだった『安倍政権の総括』を、フライングでTwitter等で出してしまった。

 その内容は素晴らしいものなのだが、彼にしては礼がなさ過ぎた。日本社会の現状や内田樹に興味ある方は、『内田樹研究室』HPをご覧下さい。













 
 ようやく最高気温が30°を切り東京は27°くらい。それでも湿気が高いのでまだ少し暑いが凌ぎやすくなった。

 新総裁の菅首相が記者会見をLIVE放送してる。安倍前首相とはだいぶ毛色が異なる人だ。改革のできる人を登用すると仰ってるが、閣僚の中心人物になりそうな方が70代ばかりではちょっとつらい。

 いくら人生100年時代といえども、国政のトップポストは激務だ。70代はやはり補佐やご意見番ポストがふさわしいと思う。経験は豊富でも知力や体力は激務には向かない。安倍政権を踏襲するのではあまり期待できないと思う。