にゃんこと黒ラブ

猫達と黒ラブラドール、チワックスとの生活、ラーメン探索、日常について語ります

平成世代にバトンを渡すために

2021-01-15 19:59:00 | 日常

 東京の爆発的感染はこれからでしょうか?前回の緊急事態宣言期間とは明らかな違いがある。意識の持ち方や行動に気を付けていれば大丈夫という変な安心感があるみたいだ。

 先行的腎移植をしたみっこ師匠のブログでsisyoさんが昨日の当ブログ記事を引き合いに出してくださった。ありがとうございます。

 私も若い頃や40代くらいまでは、気性が荒く鼻息荒くて、周りの人たちとたくさん衝突しました。結果として正しくても一方的に相手を傷つけてしまうことも。

 沢山の失敗を経て、沢山の若者や後輩達と仕事をする中で学んだ事、気が付いた事が沢山あります。その中でも人を育てる上で確信的に大切だと思ったことを書いただけです。

 教科書にするだなんて気恥ずかしいのですが、いくつ歳を重ねても遅いとか無駄なことはありません。良かれと思ったことはやってみてください。

 昭和の時代は、仕事でも学校でも、初めからやさしく接するとか、褒め育てる事がほとんどなかった。仕事は見て覚えよ、いちいち聞くな、何回言ったらできるんだと叱られたものだ。学生時代の勉強や進路だって自分で考えよと手取り足取り教えてくれなかった。

 ある程度の厳しさを乗り越えないと愛情が見えないわけだ。厳しい教えがまず先で、やさしく接するなんてその人のためにならないと思われていた。

 アメとムチに例えるなら、昭和の教育はムチが80〜95%くらいで、アメは10%あるかないか。それが平成の時代を経て今やアメが80%くらいの感じがする。ムチはたまにしか打たない。それも愛情らしきことをちらつかせてフォローすることを忘れないで打つ。

 今の若者は親にも過保護に育てられている。親に怒られた経験も少ない。小学校から学校の先生にも叱責される事が少ないだろう。褒めてもらってやる気を出すことに慣れてしまっている。

 それが悪いと言っているのではない。そういう時代になったのだと思う。やさしく褒めて、目標ややり方を示してあげて、楽しく取り組める環境をさりげなくセッティングしてあげると、安心して自発的に動き出す傾向がある。

 初めから厳しいと何も考えずそこから逃げてしまう、放棄する、引きこもることになりかねない。いかに自発的に気付かせて意欲的に行動できるようにするか、できるようになるかが問題なんですね。

 だから、教える側も教えられる側もホント難しい。この難しさの面倒に根気よく我慢していかに付き合えるか、若い人たちに繋げてバトンを渡すために私ももう少し頑張ります。