にゃんこと黒ラブ

猫達と黒ラブラドール、チワックスとの生活、ラーメン探索、日常について語ります

喜多方ラーメン『坂内浅草店』@東京都台東区浅草

2021-05-13 20:35:00 | ラーメン探索

 年に何回かはこういうラーメンを食べたくなる。喜多方ラーメンというのは不思議な魅力あるラーメンだ。

 坂内食堂から派生して都内にいったい何店舗あるのだろうか、とサブ店名が付いてたりする。亀戸、錦糸町、曳舟、大塚といろんなお店に行った記憶がある。











 スープが先ず独特で、豚骨と煮干しがメイン食材だと知ってる人は意外と少ないかも。豚骨を髄液が出ないような温度と時間で濁らないように煮込む。煮干しを別の鍋で出汁を採る。その2つのスープを醤油の返しと合わせるWスープである。

 醤油はお店によって薄口醤油だったり特徴がある。だから、喜多方ラーメンはいわば、豚骨煮干し醤油らーめんと名付けていいと思う。あっさりスープの中に、まったりとした豚骨出汁が奥の方にある。












 チャーシューも独特で、少し脂身の残る食感ある豚肉だ。麺が実によくスープ出汁を吸った平打ち縮れ多加水麺で、モチモチ食感がとてもいい。

 ここの麺は硬めでオーダーしないで、柔らかめくらいが美味しい。もっちり感を味わいたい麺だ。

 ご馳走さまでした。私の中ではいろんな都内坂内店で、亀戸店が一番好みで美味しいと思う。10年くらい前は、醤油の効きが少なかったが、最近醤油の色が少し濃く付いてきたと感じる。






 

自己実現とはー生きがいとは何か(再掲載)

2021-05-12 18:31:00 | 日常

 もう1年半前に書いた記事。2019年12月、昔の記事をたまに見ると自分で書いておきながらハッとすることがある。

 『みんなが自己利益を最大限に求める生き方や青い鳥を探しにいくようなロマンティックでイノベーティブな生き方をしていたら、あとの始末は誰がするのだろう。
 日常的でパッとしないけれど、誰かがやらないといけない「雪かき仕事」のようなものを社会を維持するためには絶対に必要なのである。
「雪かき仕事」をする人は朝早く起き出して、近所のみんなが知らないうちに、雪をすくって道端に寄せておくだけ。起き出した人々がその道を歩いているときには雪かきをした人はもう姿を消している。
 だから、誰がそれをしたか、みんなは知らないし、当然感謝される機会もない。でも、この人が雪かきをしておかなかったら雪は凍りついて、そこを歩く人は転んで怪我をするかもしれない。そういう仕事をきちんとやる人が社会の要所要所にいないと、世の中は回っていかない。



 この頃の若い人がよく言う「クリエイティブで、やりがいのある仕事」というのは、要するに、やっている当人に大きな達成感と満足感を与える仕事ということだ。
 でも、「雪かき仕事」は、当人にどんな利益をもたらすかではなくて、周りの人たちのどんな不利益を抑止するかを基準になされるものである。だから、自己利益を基準に採る人には、その重要性が理解できない。
「青い鳥」を探しに行く人たちには、どうもこの「雪かき仕事」に対する敬意がいささか欠けているのではという気がする。
 もちろん、みんな雪かき仕事をしろと言っているわけではなく、自分の成功を求める生き方と、周りの人にささやかな贈り物をすることを大切にする生き方、これはどちらも社会とっては必要だということ。
 両方のタイプの人が按配よくいないと社会はたちゆかない。今の社会やメディアでは、自己利益の最大化を求める生き方が良いという言説で溢れている。若者たちも自己実現をそういう仕事に求めている。



 そうだ、前回の続きで「自己実現」を精神科医の小林司は『「生きがい」とは何かー自己実現への道』(NHKブックス)で次のように定義している。

『自己実現ということばを、なりたい職業に就職できたという意味にとって「小さい頃から自分はスチュワーデスになりたいと思っていて、大学を出てスチュワーデスになった。これで自己実現をした」というふうに、ジャーナリズムでは誤って使うことが多い。しかし、本当の意味はそうではない。「自己実現」というのは、「自分自身になる過程」であり、「その人独自の心理学的特徴や自分の可能性を十分に伸ばす過程」である。

 これは、ドングリにたとえると分かり易い。ドングリを土に埋めると芽が出て、育って大木になるのは、ドングリの中に、もともとカシの大木になるという素質、運命が含まれているから、太陽の光や水などのいろいろな条件に恵まれると大木に育つのである。それは、いわばドングリの自己実現であり、その可能性を含んでいたものを伸ばすことができたのだ、

 すべての生物体は、一生涯を通じて、ただ一つの欲求を持っている。それは自分自身の潜在力を実現したいという欲求である。しかし、自己の本性を実現するという人間の仕事は、ドングリや犬よりはるかに難しい。

 人間というのは、個人個人が全部異なった可能性を含んでおり、その各自の可能性をのばす過程を自己実現と呼ぶのだ。人間はたえず育っていくものである。育つというと20歳ぐらいまでの身体の発育を連想する人が多いし、それから先は退化の一途だと勘違いされているが、それは体だけのことであって、人間の精神は死ぬまで育ち続けるのである。

 人間の心は、育っていく能力を秘めているのだ。死ぬまで伸び続ける自分の素質、可能性を十分に開花させる過程が自己実現なのである。』



 思いつきで書かれた文章ではないだろう。「自己実現」は、成果や結果ではなく、「過程」であるという。そうであるとすれば、常に一歩を踏み出すこと、それが自己実現なのである。仕事で良い結果が出たとか出ないとか、受験の合否の結果は、自己実現に関係ない。だから、毎日、今日もリンゴの木を植えるのである。



 精神科医「小林司」さんのこの名著は残念ながら既に廃版になっている。図書館でないで見られない。

 死ぬまで伸び続ける自分の素質か、可能性を追い続ける過程が自己実現という小林先生の言葉に改めて勇気付けられた。




昆布の塩つけ麺『マニッシュ蔵前店』@東京都台東区蔵前

2021-05-11 18:04:00 | ラーメン探索

 少し足を伸ばしてあちこちラーメン屋を食べ歩きするようになったのは50代に入ってから。それまでもラーメンは大好物であったが、わざわざ時間かけて離れた街に食べに行くことはなかった。

 携帯の発達に伴いスマホでネットの検索機能が付いてからは格段にラーメン探索がしやすくなった。すする君のようなラーメンYouTuberが現れるなんて10年前では想像つかなかった。

 ブログもそうなっていくのだろうか?
動画はストレートにわかりやすいかもしれないが、想像や創造の世界の広がりに欠ける。

 漫画と小説の違いに似てる構図だと思う。人間が文章読解から脳の中に描く映像は、人によっていろいろな絵があり世界がある。見たまんまの動画の世界とは明らかに異なる。


















 マニッシュ本店は神田、支店として亀戸、浅草、蔵前とある。今回でこの4店舗全て訪れたことになる。

 昆布出汁をメインにしたラーメン、つけ麺であるが、昆布と塩だけで美味しい出汁が採れるわけではない。鶏が大きな役割を担っている。

 チャーシューも鶏肉しか使っていない。鶏油と鶏ガラに濃厚な昆布水、特製塩ダレが決め手になる、とてもユニークな塩ラーメンだ。












 とても繊細で昆布と鶏の旨味が凝縮された美味しいつけ汁。家系ラーメンの濃厚さとは対極にある淡麗さを深く追究したラーメン。

 ご馳走さまでした。女性のお客さんの方が店内多かった。つけ麺にしてもラーメンにしても、昆布塩のスープ1本しか置いていない潔さを気に入っている。

 お客のニーズに合わせるのではなく、うちはこういうラーメン一本しか置いてません、気に入った方だけご来店くださいというお店である。




らーめん『兎屋』@東京都中央区人形町

2021-05-10 18:46:00 | ラーメン探索

 先週の土曜日、あっさり味噌ラーメン食べたくて人形町の「わかい」さんに足を運んだがお休み。人形町には沢山のラーメン屋あるからこういう時困らない。

 兎屋の濃口醤油らーめんを食べたくなった。地鶏の大山鶏と魚介系、鶏油の荒削りな醤油らーめんだ。大盛りに生卵付けてオーダー。


















 大盛りでスープ多かったから?醤油の返しがいつもより薄く感じて、荒々しい出汁感が表に出ていた。

 清湯系の中華そばもいいが、ここの醤油らーめんや(今は休業中の)茅場町の雷鳥(サンダーバード)のラーメンがパンチあって好きだ。

 この地域の特徴だろうか、すき焼きに生卵が必要なように、「生卵」をサイドメニュー(50円)に置いている。二郎系ラーメンでは定番になりつつあるが、醤油らーめんには普通置いていたい。







 ご馳走さまでした。途中から生卵に麺をくぐらせていただくのもなかなか乙なもんです。

 気がついたら昨日で7連続ランチラーメンをしてしまった。今日はさすがにご飯もの弁当を購入して職場でランチしました。

 私の場合はすする君じゃないですが、毎日ラーメン生活でも飽きることなく食べたいくらいです。1週間に一度は休肝日設けます。






GW散歩三昧なな&りりィ

2021-05-09 16:47:00 | 黒ラブなな

 このGWは毎日、なな&りりィ散歩三昧、ラーメンは7連チャンでよく食べた。1日3回の散歩以外にも家の中でななもりりィもよく遊んだ。

 ななは2年前の5月、りりィは1年前のこの季節に家に来たからちょうど2年、1年になる。仲良くすくすくと成犬になってくれた。














 りりィが朝散歩で用を足せるようになってきた。これから新緑の季節で散歩には絶好の天気である。

 5月でコロナ禍が収まるだろうか。到底そう思えないが、ワンコたちにとっては一緒に過ごす時間が増えてよかったとも言える。

 ななは根っから人が好きで、ワンちゃんより人と触れ合いたくてしょうがない。一度でも触れ合えれば、視覚より匂いでその人をよく覚えている。嗅覚の凄さは人間より遥かに発達している。