にゃんこと黒ラブ

猫達と黒ラブラドール、チワックスとの生活、ラーメン探索、日常について語ります

ベーシックインカムとは何か(1)

2021-05-19 20:29:00 | 日常

 ポストコロナ期を生きる上で避けて通ることのできない事案の一つです。ベーシックインカムについて、近い将来遠からず具体的に議論する日が来ることでしょう。

 ベーシックインカムというのは、「最低限所得保障」のことです。政府がすべての国民に対して、健康で文化的な最低限度の生活を送るのに必要な現金を一律支給する制度です。

 今、だいたいどこの国でも生活困窮者に対しては、生活保護、失業保険、医療扶助、育児支援など、いろいろな現金支給がありますが、ベーシックインカムがそれらと違うのは、こういう既存の社会福祉制度をほぼ全廃して、全国民に等しく最低限度の生活に必要な額を支給する点です。

 すごくシンプルな仕組みなんです。ですから、最大のメリットは制度設計に時間も手間もほとんどかからないこと。

 それからもう一つ、「これこれこういう条件を満たすものだけ支給する」という制限がなくなります。いまの社会福祉制度だと、受給者の側に「自分が困窮者であること」を証明する責任があります。

 自分がいかに困窮しており、いかに生計を立てるだけの社会的能力を欠いているかを公的機関に証明しなければならない。問題はここにあって、その恩恵を受給することと引き換えに、受給者の側に屈辱感を覚え、恥じ入ることを要求しているのです。

 これは社会福祉制度の抱える倫理的欠陥であると思うのです。ベーシックインカムは「受給者に屈辱感を与えない」という点で、これまでのどんな社会福祉制度よりすぐれていると感じるのです。

 もちろん、予測される欠陥はいくつもあります。全国民に生活資金を現金支給するのですから、ものすごくお金がかかります。米国で1人に年間一万ドル(100万円)のベーシックインカムを支給すると、必要な金額は3兆ドルを超え、アメリカのGDPの6分の1がそこに呑み込まれてしまうそうです。

 もう一つの懸念は、何もしなくても最低限度の生活は保障されているわけですから、一生ごろごろして仕事をしない人間が出てくるのではということです。

 実際に、英国には「アンダークラス」という社会階級が存在します。英国の社会福祉制度が生み出した「仕事をしない人たち」です。ベーシックインカムについて考えるときに避けて通れない問題です。

 英国のその社会福祉制度については、近いうちに話題にします。ここ数年で、アメリカやヨーロッパの先進国(ドイツ)では本気で政府がベーシックインカムについて研究して一部で実験しています。

 人口が減少して、AIが発達した高度な資本主義社会では、あり得る話し(発想)である思えるようになりました。このベーシックインカムというシステムが定着したらすごくいいことが産出されると考えられるようになりました。

 少し長い話になるので小分けにしてまた述べてみたいと思います。

大谷翔平くんと八村塁くんに思う

2021-05-18 20:22:00 | 日常

 連日この2人の活躍を追っかけている。大谷翔平くんはメジャーリーグ野球、八村塁くんはNBAプロバスケットボール。

 アメリカという国はスポーツのエンターテイメントに関して世界断トツ一位で、全世界からプロスポーツの最優秀な選手が集まってくる。

 こんな世界で、日本人の2人がこれほど活躍するとは。野球の方は、野茂、松井、イチローとこの25年で世界的に通用するプレイ水準になっている。









 バスケットボールの方は、全体としてはまだまだ程遠いが、まさかスタメンとしてチームNo.3の実力を発揮する選手が出てくるとは、自分が生きてる間は絶対ないと思っていた。

 大谷翔平くんは、ポスティングシステムでいい球団を選んだ。チーム成績が芳しくないチームの方が使ってもらえるチャンスがあるという意味で。

 ヤンキースのような強豪チームでは二刀流は開花しなかっただろう。しかし、チームの体質がもう何年も勝てない、プレイオフに進めない弱いチームだったから大変だ。

 個人戦ではないチームスポーツでは、やはりチームとして勝ってこそ価値がある。プロだから個人成績で稼げればいいだろうという側面はあるのだけれど、チームとして勝つ姿を見たい。

 ピッチャーでありながら開幕からチームの全試合に出場するなんてクレイジーだ。とくかく疲労の蓄積で怪我をしないでシーズンを乗り切ってもらいたい。

 アメリカの熱狂的話題性に惑わされないで天狗にならないよう頑張ってください。




蒙古タンメン『中本』高田馬場店@東京都新宿区

2021-05-16 23:37:00 | ラーメン探索

 日曜日だというのに仕事で高田馬場周辺に来た。西早稲田から高田馬場にかけては評判高いラーメン屋がたくさんある。

 ネットでいろいろと調べたが、結局時間なくなり駅近くに中本を発見して半年振りの蒙古タンメンに。

















 五目蒙古タンメンに定食(半ライスと麻婆豆腐)をオーダー。いつもは麺大盛りにしてたから盛りが少ない感じがする。

 板橋本店の1号店は20年くらい前?にオープンだろうか。この20年で20数店舗まで急拡大した。もともと板橋区にあった中華料理「中本」の辛い料理に惚れ込んだ現社長の白根誠が働いてお店を引き継ぐことになったのが始まりらしい。

 独特の辛旨ラーメンで、中華料理とタンメンが合体した白根社長の考案したオリジナルラーメンだ。辛い料理が好きな人は結構ハマったりする。

 








 ご馳走さまでした。たくさん汗をかいて美味しくいただけました。ニュータンタンメン本舗と蒙古タンメン中本のラーメンは定期的にどうしても食べたくなる辛旨ラーメンです。



なな&りりィとレオっち

2021-05-15 18:30:00 | チワックスりりィ

 九州地方と四国地方が梅雨入り宣言とニュース。まだ5月半ばだよ、早すぎないだろうか。7月上旬には明けてくれるといいのだが‥‥。

 梅雨明けが早いということは、夏が長いということになりそう。私は昔から夏があまり好きでない。暑いと頭の活動が鈍りやすくなる。

 本来、夏はバカンスの季節で何も考えないで頭と身体を休める時期に当てると良いのだと思う。日本人は仕事に勤勉だから、なかなかまとまったバカンス取る人は少ない。















 ななとりりィは私が家にいるときはできるだけゲージから出して自由にさせる時間が増えた。

 ななに対して、レオっちとチロはほとんど逃げなくなった。ななを少し警戒はしてるが好奇心があるみたいだ。











 6月は誕生日ラッシュで、レオっちはもうすぐ3歳。レオっちは、うちのワンコとニャンコの架け橋になってくれている。










横浜家系『環2家』@東京都大田区蒲田

2021-05-14 17:28:00 | ラーメン探索

 蒲田まで足を伸ばして横浜家系の本家というか、直系というか、家系ラーメンのトップ評価のひとつ『環2家』に行ってみた。

 家系総本山吉村家から始まった家系ラーメン。神奈川県中心に数ある家系ラーメンの中で最も美味しいとよく言われているのが、「吉村家、杉田家、厚木家、環2家」だ。

 そこに千葉県で頭角現した「王道家」がある。今年の3月にとうとう念願の吉村家に行けた。4月に柏の王道家と、ずば抜けて美味しいといわれる家系ラーメンを食べる事ができた。

















 中盛り海苔増しライスをオーダー。麺かため、味と油はふつうでコール。最初に一口スープ飲んで、旨じょっぱいという独特の表現がよく分かった。

 豚骨と醤油の濃さが凄い。うまいのだが、私にはいささか塩気が強すぎる。ライスと一緒にスープをいただいてもしょっぱい。

 チャーシューの香りや肉質の良さは言うことなし。ほうれん草のシャキシャキ新鮮さ、海苔の分厚い磯感ある良さなど、麺もほんとうによくできていた。











 吉村家、王道家、環2家の家系ラーメンは確かにずば抜けた美味しさだったが、味の特徴が明らかに異なっていた。

 この3店舗を比較すると、私の好みの1番は吉村家だった。鶏油と鶏ガラの旨味が1番引き立っていて醤油の効きが合っていた。

 次は王道家。スープの豚骨と鶏ガラの濃厚さがまろやかで際立って良かった。無限ニンニクとかライスに合う卓上の充実さは1番だ。

 環2家はとにかく塩気が強すぎるのが私には気になった。塩気以外の豚骨と鶏ガラのスープの一体感は濃厚によくできていた。本家の本物の家系ラーメンを食べてしまうと、都内にある家系ラーメンには足が遠のいてしまいそうだ。

 ご馳走さまでした。あとは、杉田家と厚木家に行ってみたい。密かにこの2店舗が現地点で家系ラーメンの最高峰ではないかと思っている。