高校生、留学に消極的 「したい」46% 日経20120405
財団法人「日本青少年研究所」(東京)などが実施した高校生の意識調査
◎将来も含めて海外留学したいと考えている
日本の高校生は46.1%で、日米中韓4カ国で最も低い。
◎留学したくない理由‥「面倒だから」という回答が4割近くに上るなど、内向き志向
◎ 「留学したい」と答えたのは
韓国82.2%、中国58.2%、米国52.9%、日本46.1%。
理由(複数回答)‥日本は「語学力を身に付けたい」が79.9%で最も多く、「視野を広げたい」が79.5%。一方、「その国の進んだ知識を獲得したい」は28.0%にとどまり、5~6割に達した米国や中国と差。
◎ 「留学したくない」とした生徒に理由(複数回答)
日本は「自分の国が暮らしやすい」(53.2%)、「言葉の壁がある」(48.1%)、「外国で一人で生活する自信がない」(42.7%)の順。「母国の教育がより自分に合う」は4.5%だった。
「経済的に難しい」は日本が19.5%に対し、米国が46.5%、中国が43.3%、韓国が43.1%。一方、「面倒だから」は日本が38.5%で最も多く、米国が15.7%、中国が33.0%、韓国が31.7%となり、日本の高校生は経済的に恵まれていながら意欲が乏しい。
◎希望の留学先
日中韓では米国がトップで、英国が2位に。
米国では日本がトップで、英国、スペインが続いた。