同級生から次のような素晴らしいメールを頂戴しました。
同級生っていいですね。
(以下、同級生からのメール。一部変更してあります。)
忙しい時に失礼かもしれませんが、時間のある時に読んでください。
NHKラジオが祭日の朝9時から「鎌田実、いのちの対話」という公開番組をやっているのですが、23日の放送でこんな対話がありました。聴いていたらごめんなさい。
ゲストは赤塚不二夫さんの娘さん、赤塚りえ子さん。(以下彼女の話)
或る日、締め切り間際の原稿を出版社の若い方が取りに来ました。父は書き上げた原稿を渡したのですが、その社員が帰り道にタクシーの中に原稿を置き忘れてしまったのです。
タクシー会社の名前も覚えておらず、大都会の事、見つかる訳もなく、締め切り時間は迫っており、青くなって父の所に謝りに来たのです。
父はその顔を見るなり、「おい、飲みに行こう」と。
社員は言われるがままに、付いて行ったのはいいのでですが、飲める訳がありません。
それを見て、父は気持ちを和らげようと彼特有のギャグを飛ばすのですが、まして笑うに笑える訳がありません。
社員はその日、本当にショボくれて帰ったのは当然です。
しばらくして、失くしてしまった原稿の書き直しが終わったから取りに来て…との電話が父から入り、早速小さくなって取りに来たのですが、その時に父が発した言葉、
「2度目だから、この前よりもっと上手にかけたョ!」
赤塚不二夫さんは何回か奥さんを替えており、りえ子さんは一番最初の奥さんの子なのだそうですが、
「普通なら父を恨んでも仕方がない私なのですが、私、あの人を恨めないんです。とにかく可愛いんです。可愛い人なんです。父は、コレデイイノダ、と言いますが、私の母は、コレデイイノカ、といつも言っていました。」
先日の同級会で三木君が言った言葉、「威張っていたら人は動かない、動かせない。」
三木君にうちの店で話してもらった話、須坂ご出身の大会社創業者のMさんは「どこか皆に愛される方」と感じられるを思い起こしました。
そして、どんな道でも皆に愛される業績を残す人、やはりどこかに人間らしい魅力があるんだなあ…と聞きました。立川談志さんもしかりですね。
私自身の事を考えても、この場面でこれは言えません。
ちょっと、私の感動をおすそ分けします。がんばりましょう。
大事な時に余計なメールをすみません。
頑張ろう、頑張らなければ、と気持ちだけ先走り部下を叱咤激励していた自分は、きっと威張ってみえた事でしょう。
結果と過程を大切にしつつも言葉や態度に気をつけ、赤塚さんみたいに寛大な人間にはなれないかもしれませんが、赤塚さんの親指くらいにはなれるといいなぁ(笑)
ミッキーさんにも感謝です♪