伊首相、危機打開へ超党派で対応 「構造改革が可能に」
<script type="text/javascript"></script> モンティ・イタリア首相は、同国が陥った債務危機について超党派の政権による対応が効果。政治家を除く有識者で内閣を構成したことで構造改革が可能になり、危機収束へ道が開けつつある。
有識者で構成する現政権について、「政治的なしがらみにとらわれず、財政支出の削減や年金などの構造改革が可能になった」と強調。「危機があったからこそ欧州は結束できた。」
未来像を説き改革断行 「学者内閣」の妙
政策を語る言葉の力。例えば政治的な難関である労働法の改正をどう実現するか。首相は「労働者のため、若者のためにこそ改革が必要だ」。
政権が発足してから高まった支持率。「政党が考えていた以上に国民は成熟している」。政策の長期的な意義を分かりやすく説明することで、改革に伴う短期的な痛みへの不安を抑えていった。
緊縮財政、年金改革と駆け足で難題を飛び越えた実行力は、自ら「来春まで」と宣言した暫定政権だから。
首相の責任感の根にあるのは、目先の人気や既得権に縛られがちな政治システムへの懐疑。「各政党は長期的な視野を身に付け、今までと少し違う姿で政界に戻ってくるはずだ」
日本経済新聞「20120329の抜粋
国の最高議決機関たる国会は上げ足取りや人気取りや駆け引きや子供だましのような今の政治に呆れ果て、ヘドが出るほどです。
我々庶民同士の本音の口を開けば、言ってることはほぼ同じ……。
しがらみや人気取りや政党の自己保身にとらわれないで命を懸けて実行する改革者を求めています。
イタリアがこの政権を樹立したことは、何より国民が偉い!と思います。