片づけねばならぬ政治の課題は多数ある。創造的破壊。 . . . 本文を読む
日本経済新聞110819から
万平ホテル。創業者の佐藤万平は1906年に三笠ホテルの建築監督も務めた。ライバルホテルの建築を担ったことに、山田支配人は「町の発展だけを考えていたのだろう」と語る。 . . . 本文を読む
リーダーシップ 寺島実郎氏 「21世紀のリーダー勇猛型より指揮者型」 かっては、まなじりをけっして先頭に立ち、「俺についてこい!」と旗を振りながら部下を率いる勇将型のリーダーが戦果を上げた。しかし、いま求められているのは、オーケストラの指揮者型のリーダーだろう。パーツ、パーツの能力を最大元に生かして、全体としてシンフォニーをつくり上げる。組織をシステムとして動かせるリーダーです。 . . . 本文を読む
「蕎麦は信濃を以て第一と為す」 「詩本草(柏木如亭著。岩波文庫)」 《蕎麦》 蕎麦は信濃を以て第一と為す。その香味、他州の及ぶ可きに非ざるなり。 嘗て書を墨坂大夫の後園に読む。厨下頻頻としてこれを供す。因て「蕎麦 の歌」を作る。云はく、 江都は人世の極楽国 口腹何を求めてか得べからざらん、 時新の魚菜奢靡を尚び 燕席争ひ供して勅を奉ずるが如し 昇平の士女愁を知らず 食前方丈公侯に擬す 信山の蕎麦物の敵する無し 相魚駿茄遜ること百簿○墨坂 底本に「黒坂」とあるが、草稿「墨坂」、草稿傍注「スサカ」と あるのに拠って、底本の「黒坂」は誤刻と判断し、「墨坂」に改めた。現、 長野県須坂市。千曲川沿いの堀氏一万石の城下町。 ○大夫須坂藩家老駒沢清泉を指す。この年71歳。如亭は文化3年(1806)44 歳の秋、清泉のもとに寄寓した。 (注) 関係の掛け軸の写真が蔵のまち観光交流センターに掲示してあります。 . . . 本文を読む
日経春秋 20110810「温泉宿の廊下から、ぬれ手拭(てぬぐい)をさげて、山々を遠望していると、一種の自責といっては大げさだが、何かなすべきよりよきことを怠っているといった感じをまぬがれない」。休暇をとって何日か高原で過ごすと、ふとこんな気持ちが襲ってくることはないか。
▼文章のたたずまいが少々古めかしい。じつは終戦の4年後、長野県の志賀高原に滞在していた仏文学者・桑原武夫が記したものだ。40代半ばになった彼は「そうした圧迫感は年とともに薄らいできた」と続けている。焦燥にも似た感覚は、若さが持つ特権でもあると言いたかったのだろう。
▼文章のたたずまいが少々古めかしい。じつは終戦の4年後、長野県の志賀高原に滞在していた仏文学者・桑原武夫が記したものだ。40代半ばになった彼は「そうした圧迫感は年とともに薄らいできた」と続けている。焦燥にも似た感覚は、若さが持つ特権でもあると言いたかったのだろう。
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