信濃毎日新聞3月9日付けに『須坂 太子堂付近の住民 須坂小学校児童に解説』。 岩崎忠三会長は「子どもたちには、聖徳太子が制定した17条の憲法の中にある『和をもって貴しとなす』という言葉を大事にしてほしいと話していた。」 古い切抜きを読んでいましたら、次のような記事がありました。
足踏み後「実感なき回復」へ 短期経済予測
竹内淳一郎 日本経済研究センター主任研究員
低成長の罠、依然深く 成長戦略、覚悟決め起動を
2010/11/25付 日本経済新聞 朝刊
企業はグローバル競争下での生き残りをかけ、財務体質の改善とコスト削減に傾注する。団塊の世代が抜けても、バブル大量採用世代の人件費増加圧力が経営を圧迫する。そこで、分社化や人事制度改正などを通じ、人件費の抑制を試みる結果、家計の期待所得の低下がもたらされる。
正社員は働く場の確保を優先し「反乱」しない。しわ寄せは、非正規社員や新卒に向かう。現役世代は将来不安を抱え、教育費を除き、節約志向を続ける。安定志向が親子間で伝承され、受験戦争の低年齢化や起業家精神の後退が進む。社会の鏡と認識すべき事象である。皆が閉塞(へいそく)感を抱え、「椅子(いす)取り」ゲームに「座る」ため、もがいている。
(略)
もはや議論の段階ではなく、決断の問題に帰着している。覚悟を決め、何度も策定された成長戦略の具体化に向け起動し、実現する。でなければ、ジリ貧から抜け出せない。目指すは「椅子」を分け合う政策ではなく、増やすことにある。その過程では軋轢(あつれき)も生じよう。政治の根源的な役割は、多様な利害の調整にある。明年は政権の覚悟を期待したい。