「働き一両、考え五両」 「親孝行消費」広がる 家事代行やリフォームの贈り物 日経20110514(抜粋)
20~30代の若者が親のために商品やサービスを購入する「親孝行消費」が広がってきた。感謝の気持ちとともに、今後の支援継続への期待も込められているようだ。企業も「親孝行」をうたう商品を発売。
宿泊と朝夕食をセットにした「親孝行バックアッププラン」を発売。ディナー付き宿泊料金を通常より6割低い3万円に抑え、メッセージを添えた生花を届けるサービスも付く。
親孝行という言葉は「今の若い世代に抵抗感はなく、むしろきっかけを求めている」(ホテル)。
同居の母親(68)に家事代行サービスをプレゼント。
一人暮らしが増えつつある親世代にも、安定した老後生活のために子供との密接な関係を保ちたい意向は強い。内閣府の「国民生活に関する世論調査」(2010年)によると、「老後は息子でも娘でも同居か近居をしたい」と回答した親は02年の2倍の23%に増加した。
「親へのプレゼントは感謝とともに次の支援を期待する意味もある。親も頼られたい気持ちが強い」と分析。親と子、両者の思惑の一致が親孝行消費拡大の背景にあるとみている。
需要を狙う商品。
熊本県黒川温泉の旅館、奥の湯では「親孝行プラン」を発売。金融機関では建て替えやリフォームを対象とした住宅ローン「親孝行応援型」を取り扱っている。
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「働き一両、考え五両」といいますが、アイデアの重要性を感じます。