三木正夫 好きです須坂! がんばろう!

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「第1回地域再生大賞」準大賞に選ばれた「県立柏原病院の小児科を守る会」

2011年02月13日 | Weblog

神戸新聞 

http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0003799539.shtml

から

医師の激務緩和に尽力、挫折も糧 小児科を守る会 

 「第1回地域再生大賞3 件」の準大賞に選ばれた「県立柏原病院の小児科を守る会」は、医療崩壊の荒波が押し寄せる丹波市で小児科がなくなることへの危機感を募らせた母親たちが結成した。安易な夜間受診が小児科医を疲弊させているという反省から「お医者さんを守ろう」と訴え、医師の激務を緩和させた。活動は共感を呼び、神戸大学の医師派遣を後押しした。地域は今、医療再生に向け着実に歩みを進める。

 

 「挫折したことで、それならできることをやろうと燃えました」。丹生(たんじょう)裕子代表(39)は振り返る。医師不足による地域医療の危機に2007年、活動を開始した。約5万5千人分の署名を集め県に乗り込んだが、期待した回答は得られなかった。その「挫折」が逆に火を付けた。

 医療崩壊を声高に訴えるのではなく、医師と患者の相互理解に力を入れる。軽症なのに夜間救急を利用する「コンビニ受診」を控えようと呼びかけて、患者側の意識を変えた。07年度の柏原病院小児科の時間外受診者は、前年度からほぼ半減した。

 母親たちが子どもの急変に慌てず対応できるよう、家庭での診察に役立つ冊子を作成、発行部数は10年10月末で約4万8千冊に達した。08年には地域の医療の現状について、子育て中の母親と話し合う座談会を始めた。医師に感謝の気持ちを手紙で伝える運動も続いている。

 発足当時、7人だったメンバーは20人に。月に1~2回、定例会を開き、医師に届いた手紙を飾り付ける作業などに取り組む。丹生さんは「地域のみなさんが行動し、大きなうねりとなった。受賞は丹波市や県のみなさんのおかげ」と喜びを話した。


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