三木正夫 好きです須坂! がんばろう!

信州須坂から徒然なるままに様々なことを書き記してまいります。

水谷修先生講演から そこで手を合わせたり手を組むことが、その子どもたちの生きる力に

2011年01月13日 | Weblog

 夜回り先生こと 水谷修先生は、須坂市で行われたご講演で、リストカットと神聖な場所との関係について、お話をされました。
私はメモをしなかったのですが、インターネットで同趣旨のアップがありましたので、紹介します。
「リストカットをしている子ども、お寺や教会や神聖な場所では斬れんのですよ」
詳しくは

http://www.sainet.or.jp/~sai-id/magazine/magazine057.html

 ご存知の通り私は癌です。転移も相当ひどく、もう覚悟は決めて、10年よくここまでもってきたなと思っています。焦っています。でも全国に5千を超える子どもたちの生きるための場所、もう間もなく作れます。私は「良寛さんのいる寺作りプラン」というのを6年前からやっています。実はリストカットをしている子ども、お寺や教会や神聖な場所では斬れんのですよ。神社の中でもいい。そこに居させてもらうだけで、リストカットが治るケースが多い。やっぱり日本人の心の中に仏や神に対する尊崇とか安心感というものが根付いているからでしょう。不登校の子どもたちが家ではなく、お寺の境内に居させてもらう。非常に復帰率が高い。これに目をつけました。仏教各宗派、様々な仏教界に協力を要請し、いま実験的に入っています。

 こうやって居場所ができたならば、そこに僕の手兵、夜の世界の元子どもたちを遊び相手に送り込み、大学生たちを勉強や指導のために送り込む。一銭のお金も使わず、話を聞いてもらえたり、勉強ができたりする場所を作ろうとしています。多くの若手の僧侶たちや神道の方が、協力しましょうという方向で動いてくれている。

 非常にきついケースで困っている子どもがいた場合、どんな宗教施設でもいい、信仰している、していないではなく、そこで手を合わせたり手を組むことが、その子どもたちの生きる力になります。私はそれに着目しています。それを論文に書き体系化したくて、来年4月から臨済宗の花園大学で授業を持ちます。大学の中に座禅講堂も本堂もあるからです。どうして救われるのか、どういうふうに座禅と組み合わせるのかを含め、本を1冊残そうと思っています。


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