日本経済新聞2011年9月22日から
国内旅行、主役は60代 今年1~3月、宿泊者数最多
国内旅行での消費を60代の男女がけん引していることが、観光庁のまとめでわかった。
年代・男女別に国内観光旅行の状況を分析した調査によると、今年1~3月期の60代女性の宿泊旅行者数は延べ410万人で最も多かった。2位は60代の男性で358万人。観光庁は「定年退職した夫婦が旅行に多く行っている」とみている。
調査によると、1~3月に宿泊を伴う旅行の際に消費した金額は約1兆4000億円。このうち、約1600億円が60代の女性、約1200億円が60代の男性だった。一方、宿泊旅行での消費単価は、30代の男性が約5万8千円と最も多かった。観光庁は「可処分所得の高い未婚の男性などの消費額が高いことが考えられる」と話している。