積善の家に余慶あり
私が市長就任後、須坂市に訪れた方から「須坂市は文化度が高い地域だと
お聞きしていたので一度訪れたかった」(大学名誉教授)、「須坂市は博物館
や美術館が多い地域ですね」(実業家、小説家、詩人)、「須坂は人があたた
かで城下町の情緒があって大好き」(女優 川島なお美さん)とお聞きしました。
わたしの城下町 川島なお美オフィシャルブログ
http://ameblo.jp/naomi-kawashima/entry-11620273787.html
今年、須坂市は市制施行60周年を迎えました。人間でいえば還暦を迎え、
須坂市にとって新たな出発の年であります。
須坂には、市制施行以前から、製糸業勃興期における「東行社」に代表さ
れるトラストの結成、昭和大恐慌時の繭価の大暴落に対する逆境克服を含め、
先人が営々と築いてきた文化的・歴史的・産業的な積み重ねがあります。
この積み重ねが、農業や製造業を始めとして産業の先見性・チャレンジ
精神・粘り強さに、保健補導員や花づくりなどの地域貢献活動に引き継がれて
います。
[参考] 長野経済研究所の平尾調査部長「経済月報」2002年9月号から
「製糸業勃興期の企業経営に学ぶ」より転載
http://www2s.biglobe.ne.jp/Fujiki/suzaka/tokosha.html
「須坂は若者が頑張っている」という、うれしいお言葉をいただきます。
須坂の文化性を引き継いだ若者たちが、景観、音楽、福祉、教育、ボラン
ティアなど、連帯して地域づくりに取り組んでいます。
「積善の家に余慶あり」ということわざがあります。須坂市出身の
村石久二さんが創業されたスターツグループは、積層ビジネスを戦略とされ
ています。
「八丁鎧塚」(積石塚古墳)や「ぼたもち石積み」の積み石のように、
一つひとつの着実な積み重ねが須坂市の強みです。
八丁鎧塚(積石塚古墳)
http://www.city.suzaka.nagano.jp/otakara/search/item.php?id=30
ぼたもち石積み
http://blog.suzaka.jp/bunkazai/2007/05/30/p4908
先人にならい、先見性・チャレンジ精神・粘り強さを持ち、遠藤守信
信州大学特別特任教授(須坂市名誉市民)が紹介されるパスツールの
「幸運の女神は準備を整えた者に微笑みかける」の箴言のように、
みんなが不断の努力を行い、共創をすることにより、新しい時代を切り
開いていきましょう。
(広報すざか2014年8月号に追記)
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