季節の1品キッチン*コミュニケーション鎌倉恵子

明石で料理教室を主宰しています
ラジオ関西【谷五朗の心にきくラジオ】料理コーナーでご紹介したレシピを掲載中♪

136~鯖の味噌煮~ 09年8月27日放送分

2009-08-31 06:57:39 | Weblog
秋の気配が漂ってきましたね 鯖に脂がのって美味しい季節になって来ました
 メニュー 食材
  鯖  味噌煮
原産地やルーツ 
 真鯖(腹側が無地の銀白色) ごま鯖 (腹側に黒い斑点)
 
ごま鯖は夏が旬で明石近海でも地付きの鯖が捕れます

それに対し 秋鯖は真鯖で、太平洋沿岸を回遊します
伊豆半島沖で産卵し 餌を食べながら北上し栄養豊富な北海道でプランクトンを餌にし 南下して来る頃 身に脂肪が入りこみ 脂がのってさらに身が引き締まり風味が格段に上がると言われています

三陸沖では 金華山周辺水域で水揚げされる金華鯖というブランドが有名です 
500g以上の大ぶりのものを指し 脂がのりとても美味です

九州沿岸で水揚げされる鯖は冬が旬 関鯖(せきさば)が有名です
関鯖が美味しいと言われる理由は 豊後水道という 瀬戸内海と太平洋の海水が交じりプランクトンが豊富な場所なので 回遊せずに餌にありつけます
地付きなので筋肉の疲労度が少なく 乳酸が溜まりにくいので 鮮度が落ちにくい鯖をさらに1本釣りで丁寧に扱っているため こちらもブランド化されかなりの高値で取引されています
【栄養価】 
・DHAが1,780mg  ・EPAが1,200mg   ・カルシウムが22mg
・鉄が1.5mg   ・カリウムが300mg  ・ビタミンB2が0.54mg
・ビタミンDが440IU
 効能 健康効果  さばは、「青魚の王様」といえるほど栄養価が高く、さばの脂質にはDHAやEPAなどが豊富に含まれ、含有量は青魚の中でも郡を抜いて多いです
DHA(ドコサヘキサエン酸)は、脳や神経組織の発育や機能の維持において重要な働きをすることが知られており、記憶力の低下を抑えたり、目によいとされています
EPA(エイコサペンタエン酸)は、血液中の血小板凝集を抑制して血中のコレステロールや中性脂肪を低下させる働きを持ちます
また、さばの血合い肉には多くの栄養素が集中しており、鉄分やビタミン群、タウリンが多く含まれ、貧血、皮膚炎、胃腸疾患などの予防、老化の抑制など 多くのの効果が期待できます

~鯖の味噌煮 作り方~ 
鯖    1尾  
水1カップ 砂糖大匙2 酒 大匙3  
みりん大匙2 味噌 大匙2  しょうゆ大匙2  
生姜 10g

①鯖は筒切りにする
②鍋に調味料を煮立て鯖を並べ落としぶたをして煮る。

コツ 調味料は必ず煮立ててから 魚を入れる 冷たいところに入れると旨味が逃げやすく 臭みも出やすい 

 【鯖の注意点】
鯖の生き腐れ というほど鮮度の低下が早い
老化すると ヒスタミンが増える・・・アレルギー物質 蕁麻疹
生食 する場合は 鮮度の良いものを選び 早く 内臓を取り出す アニサキス回虫


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