すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

二人の知事選候補者と朝ドラ「とと姉ちゃん」

2016年10月02日 | 日々思うこと

県知事選は自公推薦の権力集団の森候補と県民ボランティアの米山候補との一騎打ちです。相手候補から聞こえてくるのは「泉田県政は国(中央)との連携がない」という決まり文句ですが本当にそうだったでしょうか。

これまで私は新潟県庁発行の[泉田知事のメールマガジン]“たがいに・にいがた”に目を通してきましたが、決してそうではないことを確信してきた一人です。今週のコラム(9月30日発行分VOL.479)は「『新幹線』から考える新潟」で、先日県内メディアから受けたインタビューで印象に残った話題から、県内2本の新幹線をめぐるお話しを詳細に語っています。

また米山候補について、稀に見る秀才という馬場弁護士が昨日、「節操がないのはどっち?」と書き込んでいました。「テレビを見たりネットの記事を読むと、米山隆一さんが自民党から維新、民進党と渡り歩いたと言って節操がないみたいな言われ方をされている。しかし、これはとんでもない誤解だ。
 彼は、まちがいなく民主主義者だ。野党共闘の議論のときも、安保法が憲法改正国民投票を経ずに決められたことに完全に反対し、政党や市民団体と議論を重ねてきた。
 私から言わせてもらえば、最初に入った政党が間違っていただけなんだ。渡り鳥なんて言われるが、彼は、立候補、落選を繰り返しその度に挫折してその度に反省をした。そういう長い苦しい旅をしながら、私たちのところに同志として帰ってきた、ただそれだけのことなんだと思う。
 原発再稼働をたくらむ自民党から推薦状をもらって喜んでいる相手の候補と、県民の願いに寄り添って、自分の進む道が正しいと思ったら所属する政党から離れてでもその信を貫こうとする米山候補。節操がないのはどっち?少なくとも県民の願いに寄り添うという観点からすれば、米山さんに節操がないという批判は当たらない。」と・・・、まったく同感です。

 

また昨日、報道ステーション元コメンテーターの古賀茂明さん(元経産省官僚)が米山候補の応援に新潟入りでしたが、米山さんは1999年9月の東海村JCO臨界事故の時、放射線医学総合研究所にいて事故当日の当直だったそうです。放射線医として放射線が人体にどのように作用したかその酷さを知ってるということで、ふと“能ある鷹は爪を隠す”という言葉を重ねました。

ところであっという間に9月が過ぎて早や10月、NHK朝の連続ドラマ『とと姉ちゃん』も昨土曜日に最終回です。楽しみにしていた朝ドラで最後の一週間は、編集長花山伊左次の言動が反戦平和を貫いた花森安治さんをしっかりと描いていたのでは思いました。戦争中の暮しの記録ー保存版』は今でも求めることができます。

そして毎朝BSで『とと姉ちゃん』を見てから登校の隣りの上の孫は、私の家へ来るとテーブルの上にある『暮らしの手帖』の話題になり、来年の夏休みの自由研究は“商品テスト”というので、知事選の忙しい中で目を細める週末です。