すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

市民参加が選挙を変えた新潟県

2016年10月26日 | 日々思うこと

 ようこそ知事室へ

新潟県知事就任のご挨拶

新潟県知事の米山 隆一です。
10月25日に新潟県知事に就任しました。

新潟県民の皆様の生活の安全と安心を守ることを最優先に、
皆様との対話を通じて、産業の再生、教育の充実など、
よりよい新潟県をともに目指してまいります。

新潟県知事 米山 隆一

http://www.pref.niigata.lg.jp/hisho/chiji.html

 

昨日、初登庁の米山隆一知事は爽やかな笑顔で、17日間の選挙戦の疲れなどをまったく感じさせない若さで、新潟県ホームページも更新され未来へ向かっての新しい出発の記念すべき一日です。

そんなことで昨夜は上越市で、知事選を一緒に頑張った人たちで総括会議が計画され、嬉しいお誘いなので迷わず出かけました。急な呼びかけにもかかわらず多くの市民参加で、先ずはそれぞれの立ち位置での取り組みなどの報告です。

私的に勝因を述べるとキリがないのですが、その一つは選挙戦終盤の法定ビラ2号の違いだったかもしれません。「新潟に新しいリーダーを誕生させる会」佐々木寛共同代表の国際情報大学卒業生の手によるもので、ご本人は「社会を変えるのにデザインが少しでも役に立つなら」との徹夜作業で、私は若者の感性に感激しながら「これで勝てる!」と確信しながらのビラ配りでした。一方の森陣営の法定ビラ2号といえば、緑を基調に例の政党名を上げて「県庁に赤旗・・・」ですから、有権者はこの違いをしっかりと見抜いていましたね。

新潟日報22日付け2面で、勝敗を分けたのは「無党派層の動向で、選挙戦ではビラやインターネットの活用などの呼びかけで差が見られた」と・・・。また森陣営は「配るものはないのか。これでは戦えない」と、自民党県議から何度も催促を受けたそうで、長岡市長選の感覚で“弾切れ”になったことを伝えています。

さらに新潟日報は、対する米山陣営は大きく出遅れたものの、最終的に主だったビラだけで計150万枚以上を用意し、共産党支持者や県内外のボランティアがローラー作戦を展開。また市民ボランティアも独自で情報発信し拡散し続け、全国的にも注目を集めネットが盛り上がったと掲載していました。

ところで総括会議の後は会費制での美味しい和食をいただきながら、アルコールも入っての知事選談議が盛り上がり、私はノンアルコールビールでしたが“ほろ酔い”気分です。多様な市民の意見を認め合い、本音で語りあえる仲間がいることの幸せをかみ締めながら夜道を帰途に着きました。

最後に佐々木共同代表は4日付けfbで「これからほぼ毎日、作戦会議を開催します。どなたでも自由にご参加ください。いっしょに新しい歴史を創りましょう。」と呼びかけていたことが心に残りました。人はとかく異質なものを排除して進もうとしますが、共同代表としてのこの寛容さがより強い連携へとつながったことは言うまでもなく、市民参加が政治の流れを大きく変えてゆくことを実感の県知事選でした。県内外の皆さまの心温まるご支援に、深く感謝申し上げます。

※新潟県知事就任記者会見 https://www.youtube.com/watch?feature=youtu.be&v=RqnPGgbyF8s&app=desktop