すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

政治家の既得権と桜の開花

2017年04月04日 | 日々思うこと

いつの間にかNHK朝の連続ドラマ『べっぴんさん』が最終回を迎えましたが、ほとんど真剣に見ることがなかった朝ドラでした。一年前の朝ドラ『あさが来た』の最終回の時代背景は明治43年(1910年)の日露戦争の後とあって、主人公あさは「銃や大砲では人を幸せにできない。人が幸せになるには優秀な頭脳と柔らかい心・・・」と語っていたことを思い出します。

折りしも糸魚川市は市長選・市議選で、いつまでも世代交代ができない候補予定者のことが巷で話題になっています。さらに議長職を経験したり、トップ当選を果たしていながら後継者を育ててこなかった市議会議員にも批判の声が上がっています。

誰のための議会議員であったのかがよく見えてきますが、ここに優秀な頭脳と柔らかい心を求めるのは無理なことなのでしょうか。そんなことで『べっぴんさん』の終盤では世代交代を見事に描いており、とかく既得権にしがみつく世襲を真っ向から否定した脚本に、昨今の政治家を重ねました。

夏に来春の花芽がつくられるという桜、隣りの孫たちの庭の桜もいつの間にか開花で、今年は昨年より花は少な目のようです。

ところで今話題の道徳教科書検定の「パン屋」について、米山知事は本日「私はパン屋さんも銃剣道も伴に侮辱されるべきでなく伴に尊重されるべきと思います。問題は誰が侮辱され誰が褒められたかではなく、何故これらの不可解な決定が、取って付けた様な後付けの正当化ではなく、事前の合理的説明なしで行われたかでしょう。」と、さすがのコメントです。

<道徳教科書検定>「パン屋」怒り収まらず (毎日新聞) https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170404-00000095-mai-soci