すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

「ヒトラーを支持したドイツ国民」と煽られている日本国民

2017年04月25日 | 日々思うこと

昨24日は快晴の中を久しぶりに上越市へ出かけました。頚城連山もこの暖かさで雪が解け山肌が見え出していますが、海岸から離れている火打山頂へ続く尾根は新潟焼山と比べるとまだ真っ白です。

今日も朝から気温上昇で、縁側に布団を干したりと汗ばむほどです。ふと庭を見ると薄桃色の木蓮の花が満開で、珍しくたくさんの花をつけています。

午後から、糸魚川大火で全焼した由緒ある旅館の中村平安堂さんの裏通りを通ると、黒く焼け焦げた燈篭に寄り添うような椿が痛々しげに咲き出しており、その生命力に目を見張りました。この直ぐ傍の土蔵の前にあったいつも桜と間違えて書き込んでいた梅の木は真っ黒に燃え尽きてしまいました。

このところ気になることは北朝鮮の動向よりもEU各国、特にフランスの大統領選挙です。そんな中で読んでみたい1冊がロバート・ジェラテリー著、根岸隆夫訳『ヒトラーを支持したドイツ国民』(みすず書房 5,616円)です。http://www.msz.co.jp/news/topics/07343.html

米山知事も21日のフェースブックで本書を紹介し、ナチスドイツで市民からもたらされた密告の多くは、極めて利己的目的に基づくもので、その処理に忙殺されたゲシュタポが「誇張したり根拠のない告発をする密告者」を再三取り締まざるを得ない状態だったとの事です。他山の石とすべきと思います。』と・・・。

ところで今日は警戒をした北朝鮮の動きもなく、何だか政府だけでなくNHKをはじめメディアからも煽られているような一日の終わりです。