すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

戦い済んで日が暮れたその後は

2017年04月17日 | 日々思うこと

糸魚川市長選・市議選のW選挙が終わり、有権者の審判に一抹の不安を感じてしまいます。12年ぶりの市長選については、大差で4選を果たした“米田丸”が7274票の批判票を持って4年間の航海へと進みますが、それにしても自民の牙城とはいえ19554票という驚異的な獲得数です。

市議選については定数20で新人5人が当選し、共産党の2議席奪還と被災当事者の平澤惣一郎さんの当選に拍手ですが、市議会全体の構図に大きな変化がないのではと受け止めています。

また今回のW選挙では各候補者の選挙事務所へ届けられる県議や国会議員からの「必勝為書」から、政治家のおぞましさを垣間見ることができました。4月5日の自民党離党届けまで党籍のある古畑浩一選対へは、高鳥修一衆院議員をはじめ「必勝為書」が一枚も届くことなく、平澤惣一郎さんも自民党員でありながら同様の扱いです。

ところが平澤選挙事務所へ、何と16日の投開票日の2日前に高鳥衆院議員から顔写真入「祝当選為書」が届き、関係者らは驚きと呆れるばかりの大笑いです。たかが為書されど為書、まったく失礼極まるというか、政治家としての資質の低さもさることながら糸魚川特有の地域性が伝わってきました。

写真は16日夕方の姫川堤防の散り始めた桜並木と雨飾山で、しばし佇みながら時の流れを感じました。

ところで新潟県米山知事がフィギュアスケーターの村主章枝Twitterへ、「僕も5回11年選挙をしました。結果が出れば不屈の闘志、出なければ色々言われるのはこの世の常、それは覚悟の上で勝負されてきたんだと思います。それぞれの方が、それぞれに納得のいく人生を送られればいいのかなと思います。」とつぶやき、坂本竜馬の遺した言葉の中でもっとも有名な句「世の人は 我を何とも言わば言え 我がなす事は我のみぞ知る」書き添えていました。