すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

増え続ける武器購入政権、「ライフサイエンスに投資しない国に未来なし」

2018年10月02日 | 日々思うこと

昨日、今年のノーベル医学生理学賞に京都大学高等研究院の本庶佑(ほんじょ・たすく・76)特別教授が受賞という嬉しいニュースです。がん細胞を攻撃する新しいタイプの「がん免疫療法」の功績が評価され、 抗がん剤の副作用が問題視されている中での素晴らしい貢献です。治療新薬「オプジーボ」(PD 1阻害薬)という免疫の働きを使ってがん細胞を攻撃する新たな治療法です。

記者会見での本庶氏は、「研究に関しては何か知りたいという好奇心。もう一つは簡単に信じないこと」、子どもたちには「不思議だと思う心を大切にする。教科書に書いてあることを信じない。本当はどうなっているのかという心を大切にする。自分の目でものを見る、そして納得する。そこまであきらめない。そういう若い小中学生が研究の道を志してほしい。」と、心に響く言葉です。

さらに「自動車とか I Tとか、そういう産業が国を支えていますが、生命科学ライフサイエンスに投資をしない国に未来はない」と語っていたことにハッとしました。ノーベル賞の賞金は共同受賞者と等分して贈られ、京都大学に寄付し若手研究者の支援に活用していくという、政治家にはない見上げる精神です。

おりしも本日、アベ内閣改造と自民党三役人事が発表されましたが、こんなに武器購入(軍事費)に国民の血税を使う政権は信じないことです。さらに日本のマスコミ各社もますますアベ政権に迎合で、こちらも簡単に信じ込まないことが肝心です。

30日夜の沖縄知事選の開票結果へのNHKの選挙速報の鈍さもさることながら、テレ朝「報道ステーション」の9月末で小川彩佳アナの降板理由は、首相本人に厳しい質問を投げ、権力監視の必要性を語ったことです。今夏以降の「報道ステ」の番組内容に変化を感じていただけに、テレ朝の政権批判つぶしは見過ごせないことの一つです。https://lite-ra.com/2018/08/post-4204.html

夜になっての第4次アベ改造内閣の顔ぶれを見ると、こんな布陣で憲法改憲がなされてなるものかと、“ウソとごまかし”政権への憤りが消えることがない終日です。