すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

“護憲の像 母と子の平和”は健在なり

2018年10月14日 | 日々思うこと

土曜日の朝は北陸新幹線はくたか号で、月刊『食べもの通信』編集の家庭栄養研究会の合同役員会と総会で上京です。いつものように長野駅からは、東京駅に20分早く到着するかがやき号に乗り換えです。車窓から秋晴れの信州を眺め、上州群馬県境辺りから曇り空で“表と裏”の変わり目を感じました。

日曜日の東京は晴れ、総会会場は中野区産業振興センターで、指定管理に変わる前の区勤労福祉会館ではよく利用していた公共施設で、久しぶりの利用です。玄関前の“護憲の像 母と子の平和”は健在で、「憲法擁護と平和の願いをこめて・・・・・1984年(S59年)5月3日設置 中野区」と刻まれたブロンズ像は何だか貫禄を増したように感じました。

午前中の総会の大役を終えて、昼食のお楽しみのお弁当は3月のロング編集会議で好評だった亀戸の升本(ますもと)の和正食です。お値段は1,080円と変わらず、前回は2段でお品書きもありましたが今回は1段の実質の値上げですが充実の食材に満足です。

ところで土曜日午後からの合同役員会には、遠くは北海道札幌や関西方面からの出席で5時半まで議題がぎっしりで、その後は会議会場近くの神田神保町の「しまねオサカナジャック」という昨年オープンのお店での交流会です。

新鮮な島根産直のお魚をお刺身などでと思いきや、学生街ということもあってか、お味も盛り付けも洋風にアレンジの想定外でした。この後も5人分を1皿にしたお料理が次々と並び、総勢15人の皆さんと足並みならぬ口並み合わせで写真を撮るのも忘れてのパクパクでした。

二日間の東京の疲労もあって帰途の新幹線車中ではバク睡・・・、乗り越すことなく無事に糸魚川駅に到着で、やっぱり我が家が一番と夜遅くなっての書き込みです。


“核兵器廃絶トラック”とスイートポテトと『危ない道徳教科書』

2018年10月12日 | 日々思うこと

昨夜から気温が一気に下がり、朝方には14度の肌寒さで、もう直ぐ頚城の山々も初冠雪です。ブログは隔日の書き込みにしょうと思いながら、記録として残したいことがいっぱいです。

昨日の吉川晃司さんもスゴイけど、広島ナンバーのトラックの「核兵器廃絶」という意思表示もスゴイです。赤信号で撮影されたもので、原爆ドームをバックによく見ると、峠 三吉氏の原爆詩集「序」の「父を返せ 母を返せ・・・」が書かれており、見上げるまでのこのアクションにリスペクトです。

また昨11日、玉城デニー沖縄県知事は就任して初の上京で、自民党二階幹事長と会談です。辺野基地の新基について、翁長前知事の遺志を引き継ぎ、振興計画や予算について、ご尽力いただきたいと述べています。今日は官邸でアベ首相と会談、首相は玉城知事の目を見ることよりも、右サイドテーブルのメモを何度も見ながらの対談です。

夕方、スイートポテトを焼きました。ベニアズマ300グラムにバター10グラム、粗糖30グラム、生クリークの変わりに牛乳で代用し、カタチを整えてアルミホイルに並べて15分ほど焼くだけの簡単レシピです。

 ところで孫たちの成長と次世代の平和に思いを寄せ、道徳の教科書について考えることが多々あります。そんな中で、プレジデントオンラインで元文部官僚の寺脇研さんが『危ない道徳教科書』を連載です。ノーベル賞受賞の京都大学本庶名誉教授の「教科書は信じるな」の如く、あまり真剣に深読みすることもないのですが、読み応えがある内容で“読書の秋”を満喫です。 https://president.jp/category/c02335 


冬の準備と戦争の準備!?

2018年10月11日 | 日々思うこと

今日は上越文化会館で、上越・妙高・糸魚川三市小学校の「管弦楽フェスティバル」があり、上の孫が最後ということで肌寒い中を出かけました。上越市11校・妙高市4校・糸魚川市1校の計16校の児童たちが日頃の成果を発表です。4年生になって吹奏楽部に入った孫は希望の“トロンボーン・デビュー”で、帰宅するなり「口が筋肉痛に・・・」と言い出すので大笑いでしたが、今日はオペラグラスで目を細めるひと時です。

孫たちの演奏終了後、友人Oさんと久しぶりに会うことになり、遅めの昼食を「冬の日」でオーガニックランチです。先ずは沖縄知事選の勝利から、この週末に上越市民プラザで開催される「2018じょうえつ平和のための戦争展」のことなど、話しが尽きることはありません。

広島出身で被爆二世の吉川晃司さん、「戦争は終わっていない」と言う日本政府への勇気ある言葉です。

久しぶりの「冬の日」ではあっという間に時間が過ぎて、お店の入口にはいつもの薪が高く積み上げられ冬の準備です。お米も野菜も自家栽培のオーガニックランチは少量のようですが、雑穀ご飯や具たくさんの味噌汁、ゴーヤと玉ねぎの天ぷらなどで、今日も心身ともに満腹です。

“秋の日はつるべ落し”で、今日は孫に会わず帰ることにし、JAあるるん村へ寄って朝日池総合農場のおはぎなどを求めて薄暗くなった国道を帰途に着きました。

夜になって物騒なネットニュースが飛び込んできました。海上自衛隊の空母保有計画の全容が判明です。ヘリコプター搭載護衛艦「いずも」型をほぼ原型のまま活用し、垂直離着陸戦闘機「F35B」を搭載する「空母」と「護衛艦」を兼ねた「多用途艦」にするというものです。政府はこれまで「攻撃型空母は保有できない」との見解で、専守防衛の制約や世論の反発を考慮して保有を見合わせてきただけに、何だか戦争の準備をしているような肌寒さです。

でも、美味しいものは私のエネルギー源で「また、がんばらなくちゃあ」と元気が出て、明日は孫たちのおやつにというよりも、私が食べたいスイートポテトを作る予定です。


「桜の木は生きていた」と惜しむ声

2018年10月10日 | 日々思うこと

昨日の「健康づくりセンターはぴねす」の桜の木の伐採は、一夜明けて地域の人たちの「プール建設のため駐車場を広げるだけなら何も全部切らなくともよかったわね」、「この間、市から“木を大切にしましょう”というような回覧版が回ってきたけど、役所がやっていることはコレ!?」などの驚きと惜しむ声です。

写真は今年4月4日に撮った満開の桜です。ここは日本海の直ぐ傍で、アメリカシロヒトリにも負けない“健康樹”でしたが、もうこの雄姿を見ることができないと思うと胸が詰ります。

実は昨日の午後、市内のYさんのお宅へ伺うと丁度、軽トラック2台に伐採した庭の木々を山ほど積んで出発でした。広い庭の大きくなった木の枝などの剪定作業で、Yさん曰く「亡くなった父親が植えた木はどんどん成長し、私たち夫婦は年々老いていくので大変・・・」と、シルバー人材センターに委託です。そしてスッキリして明るくなったと喜んでいましたが、それでも根こそぎ伐採された木はなく、長年大事にされていることが伝わってきました。

花梨の木も見上げる高さになり、いつも秋になると咳止めにと果実をいただいているのですが、昨年は不作だっただけに今年はたわわに実がいっぱいで、少し黄色くなって目を細めるひと時です。

子どもの頃だったか、ロシアの児童文学の『森は生きている』のお芝居を見たことがあるのですが、何処でだったのか思い出せません。でもそれからずっと“森は生きている”と、森や林だけでなく“木も生きている”と街なかの木々を見て歩くのが趣味のようになりました。

今回、たかが桜の木の伐採ごときでと思われるかもしれませんが、私にとっては“されど桜”であることに変わりはなく、“一寸の虫にも五分の魂”の如くです。私は真宗信徒ではありませんが、今日は親鸞聖人の「歎異抄」から浄土真宗公式HPに出会いました。https://www.shinrankai.or.jp/koe/080221tannisyou.htm

万物のいのちは目に見えないだけに、その大切さを受け止め伝えていく難しさを感じながら、40年間生き続けそのいのちを失った桜の木へのレクイエムです。


“桜を切る馬鹿”のジオパーク糸魚川市

2018年10月09日 | 日々思うこと

昨日の元特攻隊の方の若い世代への「馬鹿だなあ」に続き、今日も悲しくなることが発生です。春には地域住民や行き交う人たちを楽しませてくれた須沢地区の「健康づくりセンターはぴねす」敷地内の児童遊園地の桜の木すべてが伐採されてしまいました。

先日、須沢地区に回覧版があり、健康施設はぴねすのプール建設(H32年完成)に伴い、新田浜児童遊園地を駐車場に整備するための市からのお知らせでした。回覧板では桜の木の扱いについての記載はなく、残されるばかりと思っていましたが、担当課と職員名が明記してあったので直ぐに遊園地周辺の松の木はともかく、隅っこの桜の木を切らないでと出向くつもりでしたが台風などもあって行かずじまいでした。

ところが市道八久保中脇線沿いの桜の木4本すべてが伐採で、驚きと憤りと悲しさでいっぱいです。合併前の昭和53年、旧青海町福祉センターの完成に伴い児童遊園地に植樹され、風雪に耐えながら見事な枝ぶりに毎年満開の花を咲かせ多くの人が楽しんでいただけに、直ぐに市建設課と健康増進課の担当者へ電話を入れました。

地元区長からも切らないで残してほしいと要望があったそうですが、駐車場に木の根っこが張って困るとの理由ですべて伐採となったそうです。いつもここを通りながら広い駐車場が満杯になっていることはなく、桜の木を残してもそれほどの支障はないはずで、何よりも私自身の行動が伴わなかったことを悔いるばかりです。

精霊が宿るとも言われる桜の木、樹齢40年の命あるものの伐採だけに、せめて邪魔にならない隅っこの1本だけでも残せなかったのか、その無残な姿に言葉がありません。健康づくりとは自然との共生でもあり、人は桜の花に癒されながら生きてきましたが、それを忘れたようなジオパークの糸魚川市、昨日の元特攻隊の方の「何をしているか、わかっているのか」の叫びと重なってしまいます。

“故事ことわざ”の「桜を切る馬鹿、梅を切らぬ馬鹿」で、切られてしまったものはどうしょうもなく、その残骸は隣接するゴミ焼却センターで燃やされてしまうようです。人間の営みは限りなく愚かで、いま市ゴミ焼却センター立替建設工事費は10数年前の建設時の2倍の約58億円になり、その知恵と工夫も行政からは見えません。

そういえば3年ほど前、美山公園の害虫被害で朽ちてしまった桜の木の伐採後、市広報紙で市民へ活用(譲渡)を呼びかけていたことを思い出しました。40年も逞しく生き続け、健康づくりセンターの記念樹ともなりえる桜の木だっただけに、その見事な年輪を見るに付け、何とか活用される方法はないものでしょうか。でも今、それをジオパークを叫ぶ糸魚川市に求めても無駄のようで、夕食も喉に通らぬ辛く悲しい終日です。


深まりゆく秋の空といのちの重さ

2018年10月08日 | 日々思うこと

三連休最後の朝は晴れていたものの昼過ぎには曇り空で、夕方には気温20度以下です。今日は遠出を取りやめて、庭の草取りなどの外仕事に専念です。とにかく気合を入れてやらないと、草たちのたくましさには敵いません。

裏庭に野鳥が運んだと思しき山椒の木が年々大きくなって、今年初めて赤い実がいっぱいです。cookpadレシピでは赤い実でも佃煮が作れるようですが、山椒の香りは苦手なので思案中・・・、そのうち野鳥が来てまた実を食べてしまうかもしれません。

直ぐ横には紫式部の木があるものの、こちらは酷暑と水不足もあってか実が少な目ですが、きれいな色に見とれるひと時です。植物はこうして実を付け、野鳥に運んでもらい子孫を残すという自然の営みが続けられてきたことが伝わります。

昨年11月の朝日新聞の読者投稿が今ネットで話題になっています。元特攻隊が、世論調査で若い世代ほど自民党支持が異様に多いと・・・。自分たちを戦場に送ろうとしてる自民党を支持し、「改憲をしたがるお前たち、馬鹿だなあ・・・」と、予科練で“死ぬための志願”をした方だけに限りなく重い言葉です。

スマホ片手の若い人ほど情報に溢れていても、いのちの重さを感じることが少ないようです。子どもの頃からゲームは戦争ごっこで、小動物の飼育や自然に親しむことも少なく、そして親からも伝わらない生活環境ですから仕方がないのでしょうか。一年前の投稿を読んで悲しくなった一日の終わりです。


ノーベル平和賞と教育勅語と自民党人事

2018年10月07日 | 日々思うこと

台風25号は深夜に日本海を北上し、暴風で今朝は庭の鉢が引っくり返っており、その上取り込むことをすっかり忘れてしまった洗濯物が庭に散乱でビックリです。そして今日は台風一過の吹き返しもなく、小雨模様の日曜日です。

今年のノーベル平和賞受賞はコンゴ民主共和国の医師とイラクのヤジディー教徒女性が決まり、紛争下で“武器”として使われてきた性暴力の根絶に本腰を入れるよう国際社会に強く訴えています。一年前は、核兵器廃絶国際キャンペーンのICAN(本部ジュネーブ)で、核兵器の開発や使用、威嚇などを禁じる核兵器禁止条約の国連採択に主導的な役割を果たしたことが評価されました。

その条約制定に賛同する「ヒバクシャ国際署名」に応じた日本の自治体トップは1188人に上り、国内全首長の6割を超えたというニュースですが、残りの4割の自治体トップはどうしたのでしょうか。http://hibakusha-appeal.net/36059215163325827835203071996835239.html

「平和都市宣言」の糸魚川市、市HPでは「その願いをより一層前進させるために平成22年8月1日、平和首長会議に加盟しました」と掲載です。ところが今回の国際署名の新潟県23市町村に入っておらず、忘れてしまったのでしょうか。

台風が来るというのに干した洗濯物を忘れるとは情けないことで、先日の大和川地区の和食処「さくら」での美味しい栗ご飯の写真アップもすっかり忘れていました。お野菜中心でこの日は里芋の茎の“ずいき”の酢の物がお目見えで、いつもオーナーの地産地消を無駄にしない工夫に感心です。

ところで教育勅語についての柴山文部科学相の発言はネットでも問題視されていますが、稲田朋美元防衛大臣も当時の17年3月8日の参院予算委員会で「教育勅語の精神は取り戻すべき」と持論を展開し紛糾した経緯があります。今回の内閣改造で稲田氏は小泉進次郎氏に代わり、自民党筆頭副幹事長に起用されております。

さらに自民党役員人事で、選挙区内で「うちわ」を配って問題となり、14年に法務大臣を辞任した松島みどり氏も党広報本部長に起用され、アベ首相の言う「自民党は人材の宝庫」の危うさが伝わってきます。

そんな中で慶應義塾大学の小林節教授は、昨日の日刊ゲンダイで『柴山文科大臣 「教育勅語」の活用など正気の沙汰ではない』と鋭く指摘です。https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/238900/1


憲法改悪へ、日本はいま正念場!

2018年10月06日 | 日々思うこと

三連休の今日は朝から気温上昇で正午前には30度を超し、ジリジリとした太陽に片付けた簾をまた取り出す真夏日で、隣りの下の孫はサッカーU-11の試合です。 大型で強い台風25号の影響で南よりの温かい風で、今夜未明に新潟県に接近し市消防広報無線で何度も注意を呼びかけています。

畑の隅っこに、何処かから飛んできた種の真紅のコスモスを見つけました。秋野菜は人間に守られて寒冷紗などでの風避けですが、コスモスは強風で枝が曲がりながらも逞しくきれいな花を咲かせており、大好きな花の一つです。

パソコンに向かいながら窓の外の雲の動きを見るのもまた楽しく、この写真を撮り終えて数分後には、風で雲は流されて抜ける青空に変化です。

このところのブログ最新記事、アベ政権の憲法改悪などが続いていることで、日本はいま正念場であることを綴ってきました。この6年間の実績を誇示するアベ首相は、24日からの臨時国会に憲法9条を改悪する自民党案(集団的自衛権の行使をする自衛隊)を提出すると宣言しています。

世論調査なるものには懐疑的ですが、少なくとも国民が憲法改正を望む数字は決して高くはなく、国民投票についても「知らないという人」が半数以上であることが気になります。しかしアベ政権はいつでも憲法審査会で過半数で可決し、3分の2で本会議で発議ができるようにと狙いを定めています。

国も地方も国民からどんどん遊離していく自民党政治、一人ひとりの有権者が変わらない限り政治は暴走であることを痛感する昨今です。

NHK憲法に関する意識調査2018https://www3.nhk.or.jp/news/special/kenpou70/yoron2018.html


アベ情緒的改憲と教育勅語と幸福度

2018年10月05日 | 日々思うこと

アベ首相が改憲に積極的であることは先の総裁選でも明確でしたが、その理由の一つに9条の1項と2項を維持した上で、自衛隊の存在を明記して違憲論争に終止符を打つと主張です。

最近になって首相は「自衛官が息子に『お父さん、憲法違反なの?』と尋ねられ、息子は目に涙を浮かべていた」などと情緒的に訴えていますが、政治家の情緒的姿勢は要注意です。自衛隊がかわいそうだからと改憲でよいはずもなく、何よりも自民党憲法草案をひも解けば、戦前に逆戻りの明治憲法と重なってしまいます。

そんな中で去る2日、アベ内閣改造で初入閣した柴山昌彦文部科学相が就任会見で、教育勅語に関する質問に「現代風にアレンジした形で、今の道徳などに使えるという意味で普遍性を持っている部分がある」と答え、教育行政をつかさどる大臣だけに世論を驚かせました。

教育勅語といえば戦前の国家主義を支え、軍国主義を推し進める役割を果たし、森友学園の幼稚園で園児に唱和させていたことで注目され、国会で改めて大きな議論となっていました。今回の大臣発言は時代錯誤であることは言うまでもなく、早くもアベ政権の本音が見えてきました。

ところが本日、「教育現場に活用することを推奨する考えはない」という会見ですから、その軽さに再びビックリです。こんな人が文部科学大臣ですから、戦前の価値観を押しつけるような学校教育が進まないように注視せねばなりません。

今、作家の高橋源一郎氏の現代語訳「教育勅語」が話題になっています。https://dot.asahi.com/wa/2017041800076.html?page=1

『給食のおばさん、ブータンへ行く』は、糸魚川市山の坊出身の平澤さえこさん(旧姓 山崎)の書かれた本で知人からお借りし一気に読みました。平澤さんは1953年生まれで現在の県立糸魚川白嶺高校を卒業、都内渋谷区給食調理員として31年間勤務、2013年定年退職を機にブータン王国で活動してきました。来週11日(木)午後1時30分から市内ビーチホールまがたまで、福祉講座「給食のおばさん ブータンへ行く」があります。(入場無料 申し込み必要 TEL 025-552-7700 社会福祉協議会)

ところでブータンといえば世界で一番幸せな国といわれていますが、国連が156カ国を対象に行った幸福度調査2018年度版ランキングの1位はフィンランド、2位ノルウェーで上位5カ国のうち4カ国が北欧圏です。日本は昨年の51位から後退し54位で、さて世界に誇れる平和憲法を変えて、教育勅語を推奨するような国の幸福度は世界の上位になれるでしょうか。

今日は朝から孫たちの小学校のマラソン大会があるので出かけました。曇り空はいつの間にか青空に変わり、気温も上昇し陽ざしが強くなった中での声援です。夕方にはもう一度、畑の少し残っている赤紫蘇の実を収穫して佃煮に・・・。そうそう昨日、上の孫に言い忘れたことをしっかり伝えると納得なので“日々是好日”でした。


実りの秋の田んぼに「アベ改憲NO!」

2018年10月04日 | 日々思うこと

10月も早や4日、実りの秋、収穫の秋で、食べものが美味しい季節です。春先の水田に「アベ改憲NO!」と苗を植えた秋の田んぼは見事なアートです。場所は福島県桑折町で、この取り組みは15年連続で行われているそうでスゴい農民パワーです。

ドンより雲の夕方、近くのファミリー畑で赤紫蘇の実の収穫です。香りよくツプツプ食感の佃煮にと車庫で実をしごいていると、下校途中の上の孫が立ち止まって覗いています。塾での日本の食料自給率の作文をきっかけに地産地消についてや、先日も塾の迎えの車の中で「いま一番関心のあるのは国産の食べ物だよ」と言い出すのでビックリでした。

そんなことで作業をしながら「これ、地産地消だよ」と言うと、孫はうなずき隣りの家に帰りましたがシマッタ!、この葉は大好きな赤紫蘇ジュースにしたり梅干の赤い色になっていることも伝えればよかったと後悔先に立たずです。

先日、大好きなイチジクをスーパーで求めました。JA越後中央いちじく部会の“越の雫”という品種で、ラベルに「新潟の水と大地で育ちました」と・・・。子どもの頃には、近所のあちこちにイチジクの木があって手軽に食べることができ、今や庶民の味とは言いがたいお値段で一年にこの時期だけの贅沢(?)です。

大型の台風25号が沖縄地方に接近で、24号と同じ進路のようで三連休に影響がありそうな気配です。防災グッツが売れているようですが、大きな被害がないことを願う終日です。 


第4次アベ改造内閣は日本会議のオンパレード!

2018年10月03日 | 日々思うこと

昨夕6時からNHKで組閣を終えたアベ首相の記者会見に耳を傾けると、「自民党は人材の宝庫・・・」、「エェツ!?」・・・。この顔ぶれは戦争大好きな日本会議の国会議員懇談会メンバーのオンパレードです。

アベ政権の黒幕といわれる日本会議は、首相をうまく操って戦争国家の復活に全力であることは誰もが知るところです。首相官邸HPの閣僚名簿には、日本会議メンバーであることは一切記載されていませんので、“ノーベル本庶流”に信じないことですね。

前川喜平さんは去る4月17日都内での講演会で、日本会議について「立憲主義を否定する国家観を持つ人が多い。戦争に負けた時に間違った考え方を清算せず、害虫駆除しなかった。日本会議や青年会議所は害虫が増殖する巣になっている」とバッサリです。

◆iwj動画 前文部事務次官・前川喜平さん講演会 「憲法とわたし」(セシオン杉並)https://iwj.co.jp/wj/open/archives/418500

今日は秋晴れの青空の洗濯日和で、庭の隅の先日のマユミの花もかなり赤くなっており、安定感のある大きな葉っぱに親子の虫を発見です。(写真右下) 最初はクモかなあと近づくと間違いなので、拡大して“5才の昆虫博士”に聞いてみることにします。

また、かすかに庭の隅の金木犀の香りが漂ってきます。酷暑と水不足もあって花芽がなかっただけに嬉しい秋の香りで、こちらも近づいてみるとほんのわずかの枝に小さな花が着いていました。

政治のおぞましさが続く中、庭の花たちに癒されながら元気が出てきます。明日からの天気予報では下り坂の模様ですが、また晴れる日があることを願う穏やかな一日の終わりです。


増え続ける武器購入政権、「ライフサイエンスに投資しない国に未来なし」

2018年10月02日 | 日々思うこと

昨日、今年のノーベル医学生理学賞に京都大学高等研究院の本庶佑(ほんじょ・たすく・76)特別教授が受賞という嬉しいニュースです。がん細胞を攻撃する新しいタイプの「がん免疫療法」の功績が評価され、 抗がん剤の副作用が問題視されている中での素晴らしい貢献です。治療新薬「オプジーボ」(PD 1阻害薬)という免疫の働きを使ってがん細胞を攻撃する新たな治療法です。

記者会見での本庶氏は、「研究に関しては何か知りたいという好奇心。もう一つは簡単に信じないこと」、子どもたちには「不思議だと思う心を大切にする。教科書に書いてあることを信じない。本当はどうなっているのかという心を大切にする。自分の目でものを見る、そして納得する。そこまであきらめない。そういう若い小中学生が研究の道を志してほしい。」と、心に響く言葉です。

さらに「自動車とか I Tとか、そういう産業が国を支えていますが、生命科学ライフサイエンスに投資をしない国に未来はない」と語っていたことにハッとしました。ノーベル賞の賞金は共同受賞者と等分して贈られ、京都大学に寄付し若手研究者の支援に活用していくという、政治家にはない見上げる精神です。

おりしも本日、アベ内閣改造と自民党三役人事が発表されましたが、こんなに武器購入(軍事費)に国民の血税を使う政権は信じないことです。さらに日本のマスコミ各社もますますアベ政権に迎合で、こちらも簡単に信じ込まないことが肝心です。

30日夜の沖縄知事選の開票結果へのNHKの選挙速報の鈍さもさることながら、テレ朝「報道ステーション」の9月末で小川彩佳アナの降板理由は、首相本人に厳しい質問を投げ、権力監視の必要性を語ったことです。今夏以降の「報道ステ」の番組内容に変化を感じていただけに、テレ朝の政権批判つぶしは見過ごせないことの一つです。https://lite-ra.com/2018/08/post-4204.html

夜になっての第4次アベ改造内閣の顔ぶれを見ると、こんな布陣で憲法改憲がなされてなるものかと、“ウソとごまかし”政権への憤りが消えることがない終日です。


沖縄知事選の勝利と台風24号の吹き返し

2018年10月01日 | 日々思うこと

基地問題をめぐるアベ政権と玉城デニーさんとの闘いは、台風24号接近の嵐の中で終わりました。昨夜のNHKといえば台風24号に集中で、沖縄県知事選の速報は二の次でした。

玉城デニーさんの吉報に喜び、史上最多得票の396,632票の沖縄県民に敬意を表し、この喜びを共有したいと思います。そして日本政府も沖縄の民意を重く受け止め、米軍辺野古基地建設を中止し、沖縄県民への差別的で強権的な政治を早く止めるべきと考えます。

朝日AERAdot.沖縄県知事選 玉城デニー氏が初当選 「菅官房長官と小泉進次郎氏の演説で失敗」、なるほどと納得の記事です。https://dot.asahi.com/wa/2018093000029.html?page=1

そして昨日は日本列島を縦断した台風24号の影響で、北陸新幹線や大糸線の一部運休となりましたが、富山県境の糸魚川地域では“嵐の前の静けさ”で不気味なほど静かな夜を迎えました。最接近の深夜2時頃に暴風雨でしたが、それも短い時間で一安心でした。ところが台風一過の今日は風速10メートルを超える強風が吹きまくって、これを台風の“吹き返し”というのでしょうか。

重い雲が強風で吹っ飛ばされて、抜けるような青空の頚城連山がきれいです。午後から憲法共同センターの会議を終え、帰り道にいつもの姫川桜堤周辺へ寄り、身体がふら付くほどの風の中で撮りました。

明日も強風の予報ですが、それにしても9月初旬の台風21号といい、どうしてこんなに強力な台風が上陸するのでしょうか。すでに25号が発生し、沖縄にまたしても接近というニュースに驚く10月のはじめです。