青裸々日記 Aorara Diary

真面目で一生懸命な人に寄り添うブログです(^^/
あったかい未来が、きっと待っています。

秘境

2009年09月22日 23時42分48秒 | 雑感、雑記
 こんにちは。
 今日もありがとうございます。



 広い広い福島県。
 一口に「福島県」と言っても、
 実は3つの地域に分かれるんです。
 その3つとは…
 ・浜通り→いわき等の沿岸地域
 ・中通り→白河、郡山、福島等、東北本線が貫く地域
 ・会津→会津若松や喜多方、猪苗代の西側地域
 です。

 私が歩いたのは「浜通り」の12km。
 常磐線植田駅から泉駅まで、
 軽い決意と重い現実にゆさぶられ、
 体力・気力の果てまで歩いてきたんです。
 


 常磐線に乗って日立のあたりから太平洋を臨み、
 元々海が好きだったので、
 福島県に入って2駅目の植田駅で下車しました。
 で、海を目指したものの、地図を読み違えたこともあり、
 「ガンガン歩いても大丈夫!」という自信(→のちに過信だと知る)のもと、
 1つ隣の「泉駅」まで歩いてしまおう!と思ったんですね。
 

 そこまではよいのですが、
 私が歩いた県道239号線、
 まず標識に「泉 7km」の文字を見て、体力が持つのかと軽く不安を覚えました。





 そして、です。
 人通りが段々と少なくなり、
 民家も減り、
 民家がなくなったと思えば今度は工場の巨大タンクばかり、という…。
 普段よく歩いているとは言えど、
 それは人通りがあり、民家や人気のある慣れた土地ばかり。
 こんなのは初めてでした。
 たどり着けるのか、不安でたまらなくなりました。
 


 つまり、否応なしに孤独を意識せざるを得ない環境にほうり出されてしまった、というわけです。
 


 そして思いました、実感しました。
 「自分はなんだかんだ言って、人に依存して生きているんだ」と。
 「人間一人じゃ生きられないんだ」と。
 誰でもよいから近くにいて欲しい、
 こんな気持ちにすらなりました。


 まるで自分と向き合えと言われているような、
 なんにもない道。
 ええ、そうですとも。
 自分の過去をたくさん反省しました。


 やがて、ようやく片側3車線の道路と交差し、
 国道6号(目的地である泉駅への目印)への道筋が掴めました。
 人気も出てきて、ようやく孤独感が溶けました。
 …と同時に、張り詰めていた気持ちが緩み、
 急に疲れを感じ始めました。
 






 なんか自分が思った以上に、
 かなり多くのものを得られた12km。
 人間、たかだか3時間歩いただけでも、
 いろいろ価値観を変えられるもんです。
 

なぜ福島県!?

2009年09月22日 12時16分46秒 | 雑感、雑記
 こんにちは。
 今日もありがとうございます。



 昨日からなぜ福島県に!?という感じでしょうが、
 実は母方の実家が福島県なんです。
 まさかこの平成21年に寄ることになろうとは思ってもみなかったので、
 世の中わかりません。

 10年以上振りに降り立った駅。
 当時の姿はほとんど覚えていないくせに、
 なぜかとても懐かしく、
 また東京の自宅からすぐ行けそうな気すらしました。


 「繋がり」を感じたんだと思います。

 在来線で行ったのですごく時間がかかりましたが、
 とても癒されました。

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