ダリアの花(千葉県夷隅郡御宿町)
こんにちは。
今日も皆さん、ありがとうございます。
精神的に弱っている人に対してのアドバイスとして、
「自分に優しくしましょう」などということが、よく言われています。
あるいは、成長するためにそう言う人もいます。
しかし私は、「自分に優しくしましょう」というのは残酷以外の何物でもないと思うんですね。
自分に優しくするのは、言うほど簡単な話じゃないんです。
これは「こっ恥ずかしい」とかいう次元の感情論ではなく、
もっと本質的な話なんです。
たとえばお金に余裕がない時、「誰々さんにプレゼントをあげよう」と思っても、
なかなかいいものを渡すのは難しい。
コストがかかるからです。
お金がなくてもなお出そうとするなら、手持ちのお金は全部なくなってしまいます。
これは心の問題でも全く同じです。
「人に優しくしよう」と思っても、自分の側に余裕がなければ、なかなか気をつかって柔らかく接することはできません。
それは自分に対しても同じで、心に余裕がないのに自分のことをどうこうできるほうがおかしいのです。
人に優しくする時だって、自分のことを考える時だって、
結局は強い信念がないと、なかなか余裕を保つことはできず、
「優しくしよう」という信念も貫けません。
この逆を考えれば、「自分に優しくする」のがいかに難しいか、
よくお分かりになると思うんですね。
「自分に余裕がなく、弱っている時」に、そもそもの優しくするエネルギー枯渇している状態で「自分に優しくしよう」としたって、どだいムリなのです。
心に余裕がない的に自分に優しくしようとしても、実際には情緒が不安定ですから、
結局はすぐに気がおかしくなってしまう。
そしてまた、「誰のアドバイスも役に立たない」…となってしまうのです。
乾いた雑巾を絞るがごとく、エネルギーが尽きている人に「自分に優しく」ということがそもそもの間違いです。
罪悪感や責任感、劣等感に苦しめられ、精神的におかしくなっている時に、
そんな器用な考え方を人にすすめるのは、追い詰める以外の何物でもないのです。
「自分はなんて…」と自分を責めてやまない人がいればこそ、
「なんとかしてあげたい」と思うのはよくわかります。
そこまでいかなくとも、「自信を持てばうまくいくのに…」という人だって、見てみればいるでしょう。
しかし、嵐が来ようがどうしようが、あれこれ考えるのをやめてゆっくりすること、
エネルギーが回復するのを待つだけで十分。
何かものを言うより、グッとこらえてそばにいてあげるだけで救われることも多いのです。
どんな嵐だって、永遠に続くことはないのと同じです。
「自分に優しく」は、精神的に強い人だけができる、とても難しい高等技術なのです。
優しくするまでが大変なのですから、
くれぐれも「自分に優しく」という言葉を甘く捉えませんよう。
こんにちは。
今日も皆さん、ありがとうございます。
精神的に弱っている人に対してのアドバイスとして、
「自分に優しくしましょう」などということが、よく言われています。
あるいは、成長するためにそう言う人もいます。
しかし私は、「自分に優しくしましょう」というのは残酷以外の何物でもないと思うんですね。
自分に優しくするのは、言うほど簡単な話じゃないんです。
これは「こっ恥ずかしい」とかいう次元の感情論ではなく、
もっと本質的な話なんです。
たとえばお金に余裕がない時、「誰々さんにプレゼントをあげよう」と思っても、
なかなかいいものを渡すのは難しい。
コストがかかるからです。
お金がなくてもなお出そうとするなら、手持ちのお金は全部なくなってしまいます。
これは心の問題でも全く同じです。
「人に優しくしよう」と思っても、自分の側に余裕がなければ、なかなか気をつかって柔らかく接することはできません。
それは自分に対しても同じで、心に余裕がないのに自分のことをどうこうできるほうがおかしいのです。
人に優しくする時だって、自分のことを考える時だって、
結局は強い信念がないと、なかなか余裕を保つことはできず、
「優しくしよう」という信念も貫けません。
この逆を考えれば、「自分に優しくする」のがいかに難しいか、
よくお分かりになると思うんですね。
「自分に余裕がなく、弱っている時」に、そもそもの優しくするエネルギー枯渇している状態で「自分に優しくしよう」としたって、どだいムリなのです。
心に余裕がない的に自分に優しくしようとしても、実際には情緒が不安定ですから、
結局はすぐに気がおかしくなってしまう。
そしてまた、「誰のアドバイスも役に立たない」…となってしまうのです。
乾いた雑巾を絞るがごとく、エネルギーが尽きている人に「自分に優しく」ということがそもそもの間違いです。
罪悪感や責任感、劣等感に苦しめられ、精神的におかしくなっている時に、
そんな器用な考え方を人にすすめるのは、追い詰める以外の何物でもないのです。
「自分はなんて…」と自分を責めてやまない人がいればこそ、
「なんとかしてあげたい」と思うのはよくわかります。
そこまでいかなくとも、「自信を持てばうまくいくのに…」という人だって、見てみればいるでしょう。
しかし、嵐が来ようがどうしようが、あれこれ考えるのをやめてゆっくりすること、
エネルギーが回復するのを待つだけで十分。
何かものを言うより、グッとこらえてそばにいてあげるだけで救われることも多いのです。
どんな嵐だって、永遠に続くことはないのと同じです。
「自分に優しく」は、精神的に強い人だけができる、とても難しい高等技術なのです。
優しくするまでが大変なのですから、
くれぐれも「自分に優しく」という言葉を甘く捉えませんよう。