拈華微笑 ネンゲ・ミショウ

我が琴線に触れる 森羅万象を
写・文で日記す。

 最後の霊山参り

2017年05月27日 | 還暦録

  五月というのはボクの生まれ月であるから、まちがいなく依怙贔屓して『爽やかな五月』・・・ということに長い間
  なっていたのが、花粉症の怖ろしさを心底知ってからは、五月の花粉症は一年のいい季節を迎えるに当たっての
  『通過儀礼』と受けとめることにした。
  ボクの辞書に『落ち込み』はなかったが、花粉症の陰にかくれて存在していたようだ。

  中旬まで寒い五月だったのが、ここ最近晴天の爽やかであるはずの五月の陽の光はボクの眼のふちを苛立つほど
  痒くし、鼻やら目やら口周りをたえず触っている自分に気づく・・・。


  『 無粋(ぶすい)でも  一応風流(粒) 花粉症  五月の季語に 鼻を垂らして・・・』 一撮


  それでなくても若干『退職』センチメンタル症にかかっているのに、そのうえ花粉症からくる殺気(五月)は
  自分でも持て余しそうだ・・・

  そんな数日前、『最後の霊山』参り・・・に行ってきた。
  これを書いていて初めて気づいたが、地名:Leysin(レイザン)は漢字だと『霊山』になるなぁ!
  というのは、普段はジュネーブやローザンヌ近辺で仕事をしているが、年に4〜5回ジュネーブから150Kmぐらい
  のレイザンという山中に日本人高校があって毎年この季節に卒業する生徒の荷を回収しに行く。

  天気がいいと途中レマン湖を上から見下ろす、山に上ると雪を頂いたアルプスの山々の絶景がみられるので、
  同行するスタッフ(5人)もこのレイザン行を楽しみにしている・・・それが、この日が最後になるのだ。

     
      最後の霊山参りの帰路相棒の運転で、我が愛車の姿・・・はミラーに隠れてしまったが、

  


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