我的網球日記

昨日の自分を越え、身近な幸せに感謝するための自叙伝!

徒然なるままに~続旅行記~

2005-08-09 | 中国
*写真は吐魯番の交河故城。ラクダに足を噛まれかかり、一瞬で足をよける俊敏な俺(笑)。ちなみに、蘭州の写真はデジカメ電池切れのため無いっす。残念。

烏魯木斉から北京のチケットが無かったため、急遽蘭州に行く事にしました。友人はカザフスタンに行ったので、久々一人旅です。ビザがないためカザフには行けなかったが、中々面白そう。彼は「陸続きの国境を渡る瞬間を味わってみたい」と言っていた。僕等日本人は「海を渡れば外国」という概念しかないからねぇ~素敵な考えだ。帰って来たら、感想聞こう。もう警察沙汰は駄目よ!妹泣かしたらダメ×2!とカザフに向けて念じた。

蘭州は僕も聞いた事が無い程マイナーな場所。ラーメンと黄河が街の近くにある事で有名です。ここは回族が多く、なぜかラーメン屋も回族経営が多い(実はラーメンの起源は漢人ではないのかも)。さすが本場、手打ちのラーメンの太さを選べるんです。毛細・細・二細・粗(太)・寛(幅広)から成る。二日かけて、細・寛に挑戦~細い方が旨い!

黄河は壮観でした♪白塔山公園から見下ろす景色は良かった。蘭州は山に囲まれた地形で、黄河と共に街が発展していった様があそこから良く分った。黄河は初めて見たけど、黄色じゃなく茶色だね。昨日雨降ったの?洪水でも起きた?と思うほど、流れが速い!まるで、今の中国の経済を象徴しているかのようでした。ハァハァ言いながら登った白塔山の頂上の茶館で、茶を堪能しながら景色を見てボケ―としたり、物思いに耽ったり、暑中見舞いの葉書書いたりしていました。

後は市内に出てお店を散策。*リーニン(李任)の店に行った時、外国人だと店員が分ると猛烈に話し掛けて来た。高校生位の女の子だろうか、目を輝かせながら色々聞いてくる。先程の白塔山の頂上でも店員が話してきたし、ここは田舎のせいか外人が珍しいようだ。このような中国人の習慣?は、僕が好きなポイントの一つ。働かないで喋っているけど(笑)、「知りたい」とい強く想う心意気が素晴らしい!僕が「日本人だ」と言って、まだ嫌な顔されたことないし。何より会話の練習になるもんね。

*リーニン 中国ではナイキ・アディダスと並ぶ程、人気のスポーツブランドでMADE IN CHINAです。惜しい所はロゴだったりキャッチフレーズが、ナイキ・アディダスのパクリであることが多い。でも、商品はオリジナルが多いし、中々カッコイイ&オシャレ!ナイキ・アディダスより少し安いし。テレビでスポーツの試合を見る・僕が行くテニススクール…などなど中国でスポーツに関連するあらゆる所にスポンサーに入っているから、中国で一番儲かっているスポーツブランドである事は間違いない。テニスラケットも造っているし(使っている人見た事ないけど)…要は多角経営でやりたい放題ぽい一面も。もし、スポーツ系のメーカーに就職するならここなんだよなぁ…問題は色んな意味で前職とあまり変わらない気が。。ブランド力やその置かれている状況だったり、営業職だったり、VISIONが曖昧な所とか(言い過ぎました ごめんちゃい)。オリンピックの時は、このブランド、世界に羽ばたくはず!乞う御期待。 http://www.li-ning.com.cn/ 参考までに。

翌日、列車で帰る気満々で改札に行きました。やはり、旅行にはトラブルが付き物…例外無く僕を襲う。何とチケットの印字が間違っているじゃないかぁ!買った時も気になったから、三人も聞いたのに…そんだけ僕の中国語がまだまだと言う事でしょう。8/5の列車なのに8/4になってたからさぁ~普通誰でも気付くよ。俺でも、気付いたから聞いたのさ。でも「4日間有効」という明記もしてあって「これなんだ?」て聞いたんだよな。「明日も帰れるのか?」とか聞いたのに…。よくよく見ると「当日に限り有効」とも明記されてる。なんなんじゃ~この「4日間有効」は!?恐らく、4日間内なら返金しくれると言う事みたい。僕も結局返金できたし(必死の形相で、乗せろと言ったのに。。)。つーか、日本と違ってこういう国営企業(JRの方が少しマシ)はミスが多いようだ。翌日の僕の席の周りは皆、二枚チケット持っていた(印字間違いと改正版)。チケット概要は以下の通り

・飛行機 北京⇒烏魯木斉  4時間 エコノミー        1200元
・列車  北京⇒烏魯木斉 48時間 軟臥(個室ベッド)    1000元
                 硬臥(3段ベッド部屋なし) 650元
                 硬座(座りっぱなし)    330元

日本みたいに、新幹線無いし中国広すぎるから大変なんです(ちなみに飛行機は一番安いチケット)。僕の取ったコースは、往路は飛行機・復路は寝台列車。復路は烏魯木斉から一日懸けて蘭州へ(『硬臥』)。蘭州に滞在して、北京までは23時間は脅威の『硬座』!10時間越したら、ベッドがないとマジキツイことを身を以って体験(いい加減歳なんだからさぁ…)。ケツが痛すぎる!騒がしい。汚い。寝れない。会話を楽しむ余裕は初め少しはあったが、時間と共に乗客率が150%(立っているお客さんが増え)になり、話す気も失せる。一気に『上海の長い夜』を読み『史記列伝一巻』を読んでしまって、もって来たMDウォークマンでイエモン(解散したんだよねぇ…残念)とか聞いてた。MDウォークマンが珍しい中国人は興味津々、だが僕は「話しかけるんじゃねぇ」オーラを出し撃退する。イエモンを聞きながら、歌詞が心に響いて、何か更に前向きになれた(高校生の時から、約10年も経つから当たり前か)♪

まぁ、良い教訓になったけど、「この田舎に3日もいる事になるとは」とその時はマジに凹んだ。。3日目は公園行って読書して教科書開いて、『イニシャルD』を映画館で見た。中国語で日本の映画やっている微妙さはあったが、結構楽しかった(映画館ほぼ貸切だった 海賊版DVDの影響)。原作名前位しか聞いた事なかったけど、ドリフトは最高(なぜかマリオカートが頭に浮かんだ 笑)。こんど漫喫で読もう!鈴木杏の声が吹き替えの中国語(声代役)なのは笑えた。可愛いから余りある(実はあれ代役でなく地声なのか?)。中国人はどう思うのかなぁ?なんかハリウッドムービーを日本語吹き替えで聞くような感じでしょうに。ただ、中国語の字幕が無いのは僕にはあまりにキツイ。。何もこの映画で学んだ中国語は無かった(爆)。この間の『スターウォーズエピソード3』のように英語と中国語字幕ならまだマシだけど。

てんやわんやの珍道中でした。にしても、北京は暑過ぎる。スキンヘッドから、汗が止めどなく落ちてきて目が痛い。辞書引いたらスキンヘッドは『光頭』でした。まんまじゃん。よく見ると辞書には、①丸坊主・坊主頭、②はげ頭…「っておい!一緒にすんなぁ!」と独りで辞書に突っ込み入れました。

あ~、やっぱり郵政民営化法案通らなかったかぁ。これで「訪中団」の仕事が白紙に戻っちゃった(恐らく年内は厳しいな)。「郵政民営化解散」て小泉さんは役者よのう。皆選挙楽しんでねぇ~。俺の投票権どうなるの?

またまた気付いたら長~い文章。まっいっか。苦情は前もって御断りします♪