久しぶりにアジア発MERS感染者報告。サウジ出稼ぎのフィリピン人医療従事者というパターンは初めてではないのですが、その行動ぶりがフィリピ―ナ的というか何というか・・・
- 31歳看護師(32歳とする報道もあり)。サウジの首都リヤドの病院で出稼ぎ勤務。ラクダ接触歴あり。
- 1月26日に症状出現したが、そのまま勤務続けていた。
- 2月1日に家族とともにフィリピンに帰宅し、そのまま自宅に帰っていた。
- 2月2日に地元の医療機関を受診し、急性気管支炎の診断で入院。MERS-CoV感染が確認され、2月10日にResearch Institute for Tropical Medicine (RITM)に転送された。
- すでに解熱しており状態安定。
- フィリピン当局が慌ててコンタクトトレースをすると、家庭内および同乗乗客あわせて11人に症状確認された。
- 同乗乗客は、リヤドからマニラに飛んだサウジアラビア航空225人中100人近くが特定、コンタクトトレースできた。たの乗客にも名乗り出るよう呼びかけ。
サウジで症状でるも勤務継続、帰国、検疫にも相談せず(管理人は海外某空港でサーモグラフィ画面に目もくれず掃除のお姉さんと雑談に集中する検疫官の姿を目にしたことがありますが、そのパターンだったのかな検疫官の方も)診断した病院と保健当局大慌て・・・
症状確認された11名から検出されないことを祈っています。
ソースはWHO
http://www.who.int/csr/don/13-february-2015-mers/en/
ProMED
http://www.promedmail.org/direct.php?id=3165359