パンデミックの心理的・感情的反応に焦点をあててCNNが報じています。
「医学的弱毒性、心理的強毒性」はもちろん日本だけの話じゃなくて、米国でもパニくる群衆・・・は相当なものでした。
で、「パンデミックは身体的反応と同時に心理的反応も」と題した記事。今さらな気もしますが(春夏頃に管理人にコメント求めて来られたM紙・S紙・K紙・N社BP・A紙・Y紙の皆さんはCNNより半年すすんでいますね)、面白いコメントもあるので紹介。
- パンデミックが感情的反応を引き起こした理由のひとつに、「アウトブレイク物語」がある。この種の病気はしばしば途上国から発して世界へと拡がってゆく。世界が飲み込まれてゆくような感覚。エボラ・HIV・SARSなどは、この伝説的物語が我々の感情を刺激する良い例である。
- しかし、この頃ではパンデミックの話題を話す患者はほとんどいなくなった。新聞の見出しを飾らなくなり、伝説的物語が目に入らなくなれば、もはや、未知で呪われた真っ暗な病気ではなくなった。で、面白い映画みたいなことにはならなくなったと。
コメントの主はBellevue's Ofri, who is also an associate professor at the New York University School of Medicine and author of "Medicine in Translation."。
アウトブレイク物語。「感染列島」のスライムなんかも一役ということでしょう。
ソースは2月23日付CNN↓
http://edition.cnn.com/2010/HEALTH/02/23/h1n1.flu/index.html?hpt=Sbin
H1N1: Pandemic was emotional as well as physical