MERS-CoV感染から回復患者の血清を、重症患者に輸血という免疫血清療法の試みが始まります。まずは実験的(?)に軍人や警察官という”公的な人々”が実験に供されます。
- MERSが治癒確認され退院した空軍軍人(44歳男性)から採血おこない、血漿抽出して、重症化している警察官(第119番目の感染者)に投与おこなう試み。
- ECMO使ってもメドたたない例に対して最後の手段として試みると、ソウル大感染症内科教授談。
- 今回の試みは、退院した空軍軍人が、回復者として何か出来ることがないかと申し出て、それを聞いた軍病院長が動いて実現した。
新しく、話題の感染症が出るたびに血清療法の話は出てきますが(2009年の映画「感染列島」もその話で締めくくられたような気がします)、エボラの最中も出ていたこの話、成功すれば(功を求めた内科教授ではなく、回復患者が言いだしっぺという点が事実なら)ちょっとした美談になりますね。
http://joongang.joins.com/article/854/18015854.html
완치 공군원사 핏속 메르스 항체 … “경찰 환자에게 주입”