日本人にも人気のリゾート、バリ島。ここの恐ろしさはSTD持ちのビーチボーイズばかりではありません。観光名所の寺院で犬に追い回され30針の犬咬傷のあげく暴露後免疫の一例が帰国後台湾マスコミあげての騒動になっています。
- 31歳女性。観光名所のTanah temple見学中、複数の犬に追いかけられ咬まれた(and bitten by dogs at one of the island's famous temples)。
- 犬咬傷は30針の縫合を要し、同時に破傷風ワクチン接種、免疫グロブリン、抗生剤、破傷風ワクチン投与をうけた。
- 台湾に帰国時、台湾CDCは検疫所にて今後の暴露後免疫の指導をおこなった。
とりあえず発症したとは書いていないので、ハラハラドキドキ観察中なのでしょう。
バリ島の恐ろしさは日本でもあまり知られていません。
1.狂犬病リスク。有名観光地でさえ犬に追い回される。少し以前には、インドネシア全体で狂犬病ワクチン不足でバリ島で咬まれたらジャカルタに緊急移送という情報もアップした記憶がありますが、今回はその事態は免れたようですが、供給不安定問題も無視できません。
2.STD
空港で日本女性を待ち構えているナンパ男の群れ。以前国際渡航医学会でバリ島問題の講演で日本女性を”traditional victim"と表現するスピーカーがいて妙に印象に残っています。
3.テロ
オーストラリア人が集うディスコでドッカン!と大爆発は記憶に残るところですが、そういえば最近ISISが「シリアに来れない同志はここで日本人狙え」と指令だしたのが報告されてたのもインドネシアだったような。
4.デング熱
デング2型の流行がProMEDを賑わせたりしていましたね。
あと、ダイビングインストラクター漂流死事件のときに、ダイバー業界で永住する女性たちと在留邦人として新たな一群の存在も明らかになっていました。メンタルヘルスなど。
これだけネタが豊富なバリ島、管理人的にはいっぺん行ってみたい気もしますが、、、ミャンマーの科研費で行っちゃったりしたら、やっぱダメだろなあ(笑)
ソースはfocustaiwan
http://focustaiwan.tw/news/asoc/201510210020.aspx
Taiwanese tourist returning from Bali treated for rabies