新型インフルエンザ・ウォッチング日記~渡航医学のブログ~

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国民の禁煙に向けたミャンマー当局の強い意志

2015-02-12 17:13:17 | 旅で考えた/現地レポート

今週はミャンマーなので、現地の写真からいくつか。

この写真は、ミャンマー国鉄環状線の車内です。車両は日本国有鉄道⇒JR西日本⇒ミャンマー国鉄と流れてきた中古車(キハ181系)ですから、日本の表示が残っています。

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奇しくも日本とミャンマーの禁煙表示が仲良く並びました。

日本のは禁煙と書いてあるだけですが、巨大なミャンマーのは、タバコの絵がやたらリアルな上、「違反したら罰金じゃ!」と大書してあります。まるで迫力が違います。これがドアの左右両側に1枚づつベッタリ貼ってあります。

ドアの上には、「禁煙」「ゴミを捨ててはいけない」「キスしたりいちゃついてはいけない」のセット表示があります。でも、「ゴミ禁止」「キス禁止」は通り一遍ですし、乗客を観察していても、ゴミ捨てる人もキスする人も実際に目にすることが出来ます。あまり守られてない。当局もゴミ禁止キス禁止は本気じゃなさそう。でも「禁煙」だけが大迫力で念をおされているのです。

では、喫煙しても良いデッキはどうなっているでしょうか。この通り!

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おどろおどろしいドクロマークがニラミを効かせています。「タバコは体に悪いぞえ」と。このドクロマークの前でタバコを吸っておいしいでしょうか。なわけないですね(笑)

ミャンマー当局の強い意志が伝わってきます。

この国は、「依存性のあるもの」には散々手を焼いてきました。「黄金の三角地帯」で採れるやつ。全国にメタドンクリニックが41か所配置(大部分は北部シャン州やカチン州)されていたりします。そんな想いも込められているのでしょう、ドクロマーク。

おまけに1枚、薬物依存症者のクリニック配置図です。ヤンゴンには2か所だけ。大部分は北部シャン州やカチン州、黄金の三角地帯から”現物”が入手しやすいところに手厚く配置されています。

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