新型インフルエンザは概して軽症(mild)に推移する・・・と世界中の人々が何となく思っている昨今ですが、この、”mild”というイメージが拡がることに強い異議を唱える向きもいます。
- mildという言葉が強く信頼性を獲得すると、誤解もひろがる。
- トロントのマウント・サイナイ病院専門家は、新型インフルエンザについてどういうイメージを描けば良いかわからないところに問題があると警告。「大部分が軽症なのは間違いない。しかし、それと、新型インフルエンザを心配しなくても良いというのとはまったく違う。新型インフルエンザでは、少数の人々は非常に非常に重症になる(very, very sick)。その肺はウイルス性肺炎に飲み込まれてしまい、X線で真っ白になってしまう。病床では人工呼吸器でかろうじて生命をつないでおり、15歳少年や24歳女性、妊婦などが生命を失っていっている。
そう、新型インフルエンザ重症化例の現場は日々過酷な戦いです。”mild"などという単語とは無縁のシビアな風景がそこには展開しています。 第二波に向けて、感染予防対策はしっかり復習、復習してゆく必要があります。
ソースは6月29日付CTV↓
http://www.ctv.ca/servlet/ArticleNews/story/CTVNews/20090628/mild_h1n1_090628/20090628?hub=Health
Critics say 'mild' a misleading term for H1N1