鳥インフルエンザに感染した鳥の多くは無症状、外見上わからない事が多いのですが、それがニオイでわかるかもしれないと報告。
- 鳥インフルエンザ感染鳥と健常鳥との、糞便のにおいの変化を検証。
- サルを訓練して、感染鳥の糞と健常鳥の糞とを嗅ぎ分けるように。
- 臭いの化学物質であるacetoin and 1-octen-3-olを検証。
- 結果、鳥インフルエンザ感染鳥では、糞便の臭いが変化していることが判明した。
- この(臭いの)変化は、他の健常鳥に対して、病気の鳥に近づかないように警告する機能をはたしているのか、あるいは、ウイルスが(他の鳥を)寄せ付けるために変化させているのか、そこのところはわかっていない。
- この同じ物質は、消化器感染症の診断キットとしも可能性が考えられている。
- これまで、鳥がインフルエンザに感染しているかどうかは(無症候の場合)いったん捕獲してスワブ採取するしか方法がなかった。しかし、この臭いの変化で診断することができるようになれば、水鳥の群れが感染しているかどうか簡単にわかるようになるかもしれない。
コロンブスの卵のような話です。
感染しても症状をださずに元気に飛び回る鳥たち。それが感染してるかいなか、臭いの分析でわかるようになるかもしれない。よほど簡単に感染地図がつくれるようになるかもしれません。はるかに色々なことがわかるようになるかもしれません。さらなる進展に期待。
ソースはmedical press
http://medicalxpress.com/news/2013-10-avian-influenza-virus.html
Avian influenza virus detection using smell