ワクチン接種率が下がっているところに麻疹が流れ込んで暴れまわる・・・という、先進国でわりと共通して連続している事象。イタリアでは700例超とお悩み状態。
- イタリアでは2017年にはいり最初の3カ月で700例の麻疹報告。2016年が1年間で844例だったので大幅ペースアップ。
- 大部分は16-39歳の若年層で、チュラン、ローマ、ミラノ、フィレンチェなど都市住民。
- 2年前には90%以上あったワクチン接種率は、現在85.3%まで落ちてきていて、WHOが流行阻止できるとする95%を大幅に下回っている。
- 前回の麻疹大規模流行は2002年に起こっており、18000例発生、15例死亡という記録が残っている。
春休み中のいま、ローマやミラノやフィレンチェに旅行中の人々は多いと思います。先進国といえど、リスクは旅行社破たんだけじゃなくて(そういえばてるみクラブ破たんでローマの露頭に迷える人っているのだろうか)こういう事もあることは喚起すべきことでしょう。前回の麻疹輸入例はバリ島帰りでしたが、次はベッキオ橋やトレビの泉でもらってきた麻疹・・・なんて事にならねばよいのですが。
http://outbreaknewstoday.com/italy-reports-big-rise-measles-2017/
Italy reports big rise in measles in 2017