弊社が創業した昭和56年当時、「越彦」は三条のノミでは最高級クラスで人気があり、
大変入手が困難なためほとんど取り扱いできませんでした。
特に、東北方面では大人気で商品さえあればどこにでも売れると当時東北方面を担当していた
亡き会長が言っていたことを覚えております。(田斎さんの話では北陸でも人気があったそうです。)
二代目越彦さんは、約20年ほど前に急逝され後継ぎがなかったため、現在ではほとんど
見ることができない幻のノミとなっています。
その当時、三条ノミの中では一番価格が高かったそうです。
三条の鍛冶屋さんにはいくつかの系統があり、越彦さんは現在四代目の海弘さんの「山田系統」になります。
初代越彦(高木彦治氏)は、二代海弘(山田長次郎氏)の兄で初代よし栄(山田栄治氏)の弟子であり、
また田斎さんも山田系統(よし栄-とし栄-栄とし-田斎)です。
これは東北の取引先のお店で眠っていたお宝を発掘してきたものです。
残念ながら若干サビがあり手打桂も緩くなっていますが、現在では入手困難な組ノミです。
価値のわかる方にお使いいただきたい逸品です。
バラノミも15本ほど用意しました。
詳細&ご注文は 「越後の大工刃物・大工道具」
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