越後の大工刃物販売日記

大工刃物産地の新潟から日々感じた一言。
最近は食べ物ブログに変更しつつある?

墨流し 神技 奴 三枚裏 白樫手打桂 10本組 桐箱入

2014-08-11 22:51:44 | 道具


弊社前身の石黒産業当時から50年近い取引がある「ハニュウ製作所」(羽入康氏)のノミです。



羽入康氏 昭和23年生まれ。(とてもそんなお年には見えないほどお若い!)

特に自分の銘をもたず我々問屋銘の普段使いのノミを長年作ってくれている貴重な鍛冶屋さんです。

累計の販売数量は相当な数なのにクレームもほとんどなく、納期もある程度読めるのでありがたい鍛冶屋さんで
弊社でもいろいろな銘で(企業秘密?(笑))多数販売しております。

この「墨流し」のノミは昨年の1月ころ「こんなノミを作ったので売ってもらえませんか?」と
珍しく新製品の紹介をされ拝見したところ出来がとてもよかったのですぐに販売させていただきました。

その後、評判もよく追加の注文もして在庫にあった分は完売して、新たに材料を仕入れることになったようです。



卸販売はちょっと落ち着いたのでネット販売の方でも知っていただこうと紹介しました。



「墨流し」という名称は株式会社木屋の商標登録 第15289836号で勝手には使えません。

このノミにはこのシールが貼ってあり許可を得ているので大丈夫です。



墨流し模様は地金の層になっているのでいくら研いでも消えません。



柄は白樫手打桂と赤樫手打桂で用意しましたが、他の柄にも対応できます。


興味のある方は ➩ 「越後の大工刃物・大工道具


コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 碓氷健吾氏が遺した鋼で舟弘... | トップ | 呑龍 欅(けやき)色 »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
墨流し (Hiroyuki)
2014-08-12 07:40:10
お久しぶりです。
「墨流し」は木屋の登録商標でしたか。知りませんでした。木屋のHPにも書かれていませんし。包丁だけでなく、ノミにも使えないとは・・・。迷惑な話ですね(笑)
「鍛地」もそうならないことを願います(笑)

ちなみに、息子もやっと高3。部活も終わり、今は受験生です!
返信する
お久しぶりです。 (Tachibana)
2014-08-12 18:05:32
以前は「墨流し」という言葉を普通に使っていたのですが、
かなり前に刃物新聞に木屋さんから「墨流し」は登録商標なので注意するようにとの広告がでてからは気を使っています。

「木目仕上」と表現すればいいのかも。

息子さんも受験ですか、来年はいい春になるといいですね。
返信する

コメントを投稿

道具」カテゴリの最新記事