厳しく栽培

山畑の貸し農園を借りて、運動不足解消と健康維持の目的で家庭菜園をしている。今年は連日猛暑が続き、また雨が殆ど降らないという異常気象である。畑の土は乾燥でカラカラである。弱い苗は活着せず枯れてしまう。そこで、畑に潅水をしたいがこの貸し農園には水場が無い。したがって自宅などから水を運ばなくてはならない。

しかし、手持ちで運べる距離ではないから、車で運ぶしか方法が無い。家から畑行く途中に災害用の井戸があり、町内の井戸なので自由に水を汲む事が出来る。その井戸からポリタンクに水を汲んでいくが、貸し農園の駐車場から畑まで離れており、さらに悪いことに急坂である。その上に畦道はカートも通れないので、水を運ぶことが厳しく大変な重労働になる。頑張ってポリタンクで水を運んでも20リッターが限度である。

水を大量に運ぶことが出来ないので、播種や定植などどうしても水が必要な場合以外は水をやる事が出来ない。その結果、植えた苗には水不足などの悪い環境になる。野菜に対して冷酷・冷淡な接し方で、生長する野菜には厳しい環境になる。

野菜は水をふんだんに摂り入れる事が出来ると、根を余り伸ばさなくても水が足りるために横着して、根を伸ばさなくなり、結果樹の生長や実りが不十分になるのではないか。また、野菜は水が不足すれば、水を取り入れるために沢山根を伸ばし生長し、水不足に順応するのではないか、そして樹が生長し実りも良くなるのではないかと勝手に考えて厳しく栽培している。