山畑で野菜作り

近隣の畑の貸し農園で試行錯誤で野菜作りをしている年金生活者です。

民間貸し農園の崩壊

2019-08-15 07:59:28 | 家庭菜園
この貸し農園は3年前までは1区画が15㎡という市が管理運営する市民農園であった。市民農園は水場やトイレ・ゴミ捨て場が有って便利だった。市が公募して応募した人の中から抽選に当たった人約100人が3年間の契約で借りて、家庭菜園を楽しんでいた。市の管理であるから駐車場や通路・畦道の掃除や草取りも毎月実施され、良く管理されて10年ほど続いた。

しかし、訳有って3年前に市は農園を土地の持ち主である地主に返還して、市民農園の一切の管理運営を地主に渡した。それ以降は地主が募集や賃貸料の回収などの他すべての管理運営することになった。

市が管理運営を手放したから、水場は無くなり、ゴミ捨て場も無くなり、トイレも無くなって仕舞った。さらに駐車場の掃除も畦道や通路の草刈りもしなくなってしまった。

それから3年、毎年退園者が数人ずつ出て、地主は募集しないのか新規に借りる人が出ないので、借り手が居ない区画は雑草が高く伸び放題である。畦道も通路も草ぼうぼうで、仕方が無く借りている人が畦道の草刈りをしているが、それも一部である。

毎年借り手が居ない荒れ地が増えて、今は全体の半分ほどが草木が生えて、元の山林に戻りつつある。荒れ放題になっているが地主は何ら手を打たず、このままでは貸し農園は崩壊する。