老朽原発うごかすな!実行委員会Blog

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年末 釜ケ崎から 天王寺へ ヒトリデモ(ニュース 65号 / 2022.01.01)

2022-01-09 20:24:14 | 老朽原発うごかすな!実行委員会
■■ 年末最後の取り組み 釜ヶ崎から天王寺へ ヒトリデモ ■■
 ■ 終わって、越冬闘争に参加 ■

                     (京都市 橋田秀美)
12月も終盤になって寒波に襲われ、関西でも珍しく雪が降った。
そんな中、12月28日、大阪の釜ヶ崎で、今年最後?のヒトリデモが実施された。
萩之茶屋公園(通称三角公園)に集まった7人は、いつもの「反原発」の
赤旗をなびかせながら周辺の商店街や大通りを、天王寺まで歩いた。

ヒトリデモで、釜ケ崎を歩き回る

反原発を訴えるスピーカーの音に道行く人が「なんだ?」とこちらに顔を向け、
高くたなびく赤旗を見上げて「ほーっ!」と声を上げる。心配していた寒さも
この日は少し和らぎ、厚着で歩くと汗ばむくらいだった。一人の若者が
信号待ちの私の横に来て、「質問してもいいですか?原発なくなったら電気は
どうするんですか?」と問いかけてきた。原発はなくても電気は足りていることは、
福島の原発事故後2年間原発ゼロで十分やれたことで証明済であること。
原発で儲けたい人達の宣伝を鵜呑みにしてはいけない。若狭の原発で
過酷事故がおこれば、ここ大阪にも放射能は飛んでくる、だから私たちはこうして
訴えて歩いていると説明したら、「ありがとうございます。頑張ってください!」
と言って去っていった。店から出てきて会釈をしてくれる人、自転車や車から
「がんばれよ!」と声をかけてくれる人など多くの応援に励まされた。

▼釜ヶ崎のみなさんとともに

ヒトリデモの後、萩之茶屋公園に戻り、「釜ヶ崎越冬闘争」突入集会に参加した。
ただでさえ仕事にありつけない人たちはコロナ禍によって、更に厳しい状況に
置かれている。ドラム缶の焚火を囲む人たちにチラシを配って歩くと
「今日炊き出しはあるんか?」と何人にも聞かれた。毎年、この時期、
飢えや寒さから人を守るため、労働組合や市民、学生が炊き出しや見守りをして
支えている。

「人の命と尊厳が大事にされる社会を」と、私たちが原発全廃を願ってやまない
大きな理由は、ここ釜ヶ崎にも通じると思った。

あいさつする木原壯林さん


橋田さんが熱唱(写真中央)


▼来年こそは完全廃炉

さあ、来年こそは「老朽原発完全廃炉!」を成し遂げよう。
1月22日の実行委員会は、今までを倍する大きな集会を大阪で開催することについての討論の場となる。多くの人が実行委員会に参加下さることを呼びかけます。


■■ 第19回 老朽原発うごかすな!実行委員会開かれる ■■
 ■ 新たな大集会開催で美浜3号機を廃炉 ■


3度目の、大阪うつぼ公園での「12・5老朽原発このまま廃炉!」大集会とデモの
1600人の結集による大成功を受けて、12月14日、第19回めの実行委員会が
開かれました。



先の衆院選で「脱原発を争点に出来なかった」ことを反省し、
美浜3号機の再稼働、名古屋地裁での老朽原発訴訟および大阪地裁での美浜3号
運転差し止め仮処分裁判の行方、7月参院選などを念頭において、
昨年来の大集会を格段に上回る大集会(5月下旬開催)の実現。
それに呼応した各種の創意工夫をこらした行動を取り組むことを確認し、
1月22日、午後2時より、実行委員会を大阪のPLP会館で開くと決定した。


■■「原発のない明日をつくる!」集会が450人の参加で大成功 ■■

さようなら原発1000人集会実行委員会が主催して、12月26日、兵庫県の
いたみホールで「原発のない明日をつくる!」集会が、法政大学名誉教授の
田中優子さんをメインの講師に招いて開かれました。

田中さんは「江戸から見る現代社会」と題し、江戸時代の技術と文化が、
閉鎖された社会の中で発展し、現代社会から見ても、エネルギーの過剰な消費など、
反省して学ぶべきところがあることを指摘されました。

また、雪の若狭から招かれた美浜町議の松下照幸さん・(株)森と暮らす
どんぐり倶楽部代表取締役は、美浜町が原発を誘致する中で独り脱原発の道を
歩んだ経緯を語られながら、事故時の避難の問題などを通して、消費地である
関西全体の問題であることを指摘し訴えられました。

田中優子さんが講演


■■関東のみなさん(首都圏連絡会)が日本原電敦賀事業本部に申し入れ ■■
                      (若狭の原発を考える会 木戸惠子)

12月6日(月)、<とめよう!東海第二原発 首都圏連絡会>は、
日本原電敦賀事業本部に対し、原子炉直下の断層について、
データの改ざんを謝罪し、新規制基準適合性を取り下げて、敦賀原発2号機を
廃炉にするよう申入れ書を提出した。首都圏連絡会の7人は、前日
「12.5老朽原発このまま廃炉!大集会 inおおさか」に参加し、連日の行動となった。(この日、地元の人間として、私が案内をさせていただいた。)

規制委員会(規制委)は、活断層の真上にある原発の稼働は認めていない。
2013年5月、規制委は敦賀原発2号機直下の断層は活断層だとする「有識者会合」の
報告を了承したが、日本原電は「活断層ではない」として独自の調査を続けた。

2019年8月、原電の審査資料に誤記が931箇所見つかり、10月には審査資料に
誤記が1139箇所見つかった。2020年2月、原電による敷地内の地質データ書き換えが
審査会合で発覚し、審査が中断。原電の調査では書き換えや削除は80箇所に上る。

同年12月、規制委が原電本店(東京)に立ち入り検査をしたが、あまりのずさんさに
2021年8月、規制委が審査の中断をした。企業倫理のない原電は再稼動する資格はない。

申し入れは13時から始まり、約12㎡の入り口正面に白布の机が置かれ、
その机を挟んで、立地・地域共生部業務営業グループマネージャーの山田清美氏を
中央に他2名が両脇に立ったまま待ち構えていて、私たちも立ったまま申入れをした。
回答は文書で2週間後に届く。終了後、原電が2000万円の寄付をした気比神宮に行き、
原発は多額の金をばら撒かなければ動かせない装置であることを皆で再確認した。
                      

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